「第34回名古屋国際音楽祭」は4月10日(日)にオープニングコンサート〜競演!3大コンチェルト〜で開幕いたします。このコンサートに出演するチェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、ヴァイオリンのノエ・乾、ピアノのモナ=飛鳥・オットの3人は今回、「名古屋国際音楽祭」出演のほかエルシェンブロイヒが東京、ノエ・乾が福島、モナ=飛鳥・オットが東京と水戸でリサイタルが決定しておりました。しかしながら、今回の大震災の影響を受け、東京、水戸、福島のリサイタルは中止せざるを得ない状況となりました。海外アーチストの来日キャンセルが相次ぐ中で3人が「名古屋国際音楽祭」出演のみのために来日してくれることを音楽祭事務局としては大変うれしく思っております。 今回、来日を控えて演奏家側から「日本で何か私たちにできることはないか」との話がありました。ノエ・乾は両親がギリシャ人と日本人、祖母が福島県の棚倉町に住んでおられ震災の影響で不自由な生活を送られています。モナ=飛鳥・オットの両親はドイツ人と日本人で千葉県の松戸に祖父が住んでいます。現在、二人はそれぞれデュッセルドルフとミュンヘン在住ですが、自分のルーツである日本への思いは強いものがあります。 音楽祭事務局はその思いを汲み、コンサートの翌日に急遽チャリティーコンサートを開催させていただくことに致しました。尚、エルシェンブロイヒは香港公演のためこのチェリティーコンサートには出演できません。趣旨に賛同していただいた電気文化会館(中電不動産(株))様のご協力も賜り、会場は電気文化会館ザ・コンサートホールを使用させていただくことが出来ました。尚、コンサートの収益金はJNN・JRN共同災害募金事務局を通じて日本赤十字社へ送られ、被災者の援助・復興の資金などに使われます。
1. クラシック名古屋(TEL 052-678-5310)に電話でお申し込みの後、チケットはコンサート当日18時より 会場の電気文化会館ザ・コンサートホールで引き換えます。
2. 4月10日(日)の名古屋国際音楽祭の会場内で販売