名古屋国際音楽祭
 
2010年度のプログラム
2010年7月3日(土) 【開場】17:30 【開演】18:00
第33回名古屋国際音楽祭 ベルリンフィル12人のチェリストたち
公演レポート
個々のものすごいテクニックをベースにアンサンブルとなると抜群のリズム感と多彩な音色で聴衆を魅了してきた「12人」が今回取り組んだのはフランス音楽プログラム。シャンソンもバカラックやラヴェルも「12人」ならではの新鮮な響きと装いで楽しんだコンサートとなりました。「12人」のための各曲のアレンジの素晴らしさも特筆すべきことです。ベルリンフィル自体が重厚長大なドイツ風から柔軟な国際風にサウンドを変化させている中で、チェロという楽器自体のイメージも大きく塗り替えられつつあると感じました。

アンコール曲: フーガと神秘
荒城の月
ピアソラ 作曲
滝 廉太郎 作曲
三枝 成彰 編曲


事前告知
 

チェロのスーパースターたちが楽々と楽器を弾きこなし、自らも楽しみながら「ベルリンフィルの12人」しか到達し得ないオンリーワンの響きがホールを満たした前回の公演。
それは演奏曲目のすべてが彼らのために書かれたのかと思わせるような素晴らしさだった。その包み込むような響き、絡み合う12の音楽性、オーケストラに匹敵する圧倒的な量感と表現力で世界を魅了している彼ら。ステージに12本も並べられ、ベルリンフィルの名手によって一斉に奏でられるチェロから今度は何が飛び出すか?

 

プログラム
フランシス・プーランク: カンタータ《人間の顔》
アストル・ピアソラ : 《天使の組曲》より
・天使のミロンガ
・天使の死
・天使の復活
ブルテール 他: パリの花
ユベール・シロー: パリの空の下
モーリス・ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
ヴァンサン・スコット: パリの橋の下
ミシェル・ルグラン: おもいでの夏
女は女である
ヴィンセント・ユーマンス: 二人でお茶を
ジョルジ・ベン: マシュ・ケ・ナダ
バート・バカラック: サウス・アメリカン・ゲッタウェイ
公演日 2010年7月3日(土)
【開場】17:30 【開演】18:00
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S\8,000 A\7,000 B\6,000 C\5,000 D\4,000