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ショパンが作曲したピアノと管弦楽のための作品は全部で6曲あるが小山実稚恵をソリストに迎えたこのコンサートではそのうちの3曲が全てナショナル・エディションの楽譜を使用して演奏された。いずれも小山の楽曲を知り尽くした堂々たる演奏と、ぴったり寄り添ってそれをサポートした秋山和慶=名フィルの好演があいまって本当に聴き応えのある、充実したコンサートとなった。終演後のサイン会に出来た長い列もそれを物語った。華やかな協奏曲第一番の後にアンコールで演奏されたノクターン第20番が心に染み渡ったコンサートであった。
当日のアンコール曲
ショパン : 夜想曲 嬰ハ短調(レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ)
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2010年はショパン生誕200周年の年であり5年に一度のショパン・コンクールも開催されるショパン・イヤー。小山実稚恵はショパンとチャイコフスキーの二大国際コンクールに入賞している唯一の日本人で、今まさに円熟期を迎えているピアニスト。
12年間・24回のリサイタルシリーズをあらかじめプログラムを発表した上で行うという大胆にして壮大なプロジェクトも各地で進行中。今回、ショパン・コンクールの審査員も務める彼女が最も信頼をおく指揮者、秋山和慶のサポートを得て協奏曲に取り組む。 |
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指揮:秋山和慶 |
ピアノ:小山実稚恵 |
指揮 |
秋山和慶 |
管弦楽 |
名古屋フィルハーモニー交響楽団 |
ピアノ |
小山実稚恵 |
プログラム |
ショパン: |
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 |
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ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ (ピアノと管弦楽版) |
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公演日 |
2010年4月23日(金)
【開場】18:15 【開演】18:45 |
会場 |
愛知県芸術劇場コンサートホール |
料金 |
S\6,000 A\5,000 B\4,000 C\3,000 D\2,000 |
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