名古屋国際音楽祭
 
2008年度のプログラム
2008年7月12日(土) 【開場】17:30【開演】18:00
第31回名古屋国際音楽祭 ベルリンフィル12人のチェリストたち
公演レポート
並のチェリストが12人集まって「ムーンライト・セレナーデ」を演奏したら、やはりその演奏に重苦しさが付きまといどことなく野暮ったくなってしまうのが避けられないのではないでしょうか?「ベルリンフィル12人のチェリスト」はまるで演奏曲目の全てが彼らのために書かれたのかと思わせるような素晴らしさでした。彼らの演奏には軽みがあり多彩な音色の変化とリズム感のよさが際立っていました。チェロのスーパースターたちが楽々と楽器を弾きこなし、自分たちも楽しみながら「ベルリンフィルの12人」しか到達しえないオンリーワンの響きを醸し出したのですからお客様も大喜び。万雷の拍手にアンコールが3曲も演奏されました。

アンコール曲
ヘンリー・マンシーニ:ピンクパンサーのテーマ
ヒルデガルト・クネフ:私に赤いバラの雨が降る
滝廉太郎:荒城の月


事前告知
 
「ベルリンフィル12人のチェリストたち」はベルリンフィルの心臓部であるチェロセクションをそのまま抜き出した豪華で贅沢なチェロアンサンブルだ。その包み込むような響き、絡み合う12の音楽性、オーケストラに匹敵する圧倒的な量感と表現力は2004年の音楽祭公演でも感動のひとときを演出してくれた。音楽のジャンルを超えてオリジナリティーあふれるパフォーマンスを披露してくれる彼ら。ステージに12本も並べられ、ベルリンフィルの名手によって一斉に奏でられるチェロから、今度は何が飛び出すか?  

出演 ベルリンフィル12人のチェリストたち
プログラム
Part 1.(第1部) Classics for 12
ユリウス・クレンゲル
Julius Klengel
12のチェロのための《讃歌》
Hymnus
ボリス・ブラッヒャー
Boris Blacher
12の独奏チェロのためのブルース、
 エスパニョーラ、ルンバ・フィルハーモニカ
Blues, Espagnola and Rumba philharmonica
ガブリエル・フォーレ
Gabriel Faure
パヴァーヌ
Pavane
グレン・ミラー
Glenn Miller
ムーンライト・セレナーデ
Moonlight serenade
オラシオ・サルガン
Horacio Salgan
ア・フエゴ・レント(とろ火で)
A fuego lento
アストル・ピアソラ
Astor Piazzolla
リベルタンゴ
Libertango
フーガと神秘
Fuga y misterio
   
Part 2.(第2部) Joy of Music
ジョルジュ・ウルマー
Georges Ulmer
ピガール
Pigalle
クロード・ドビュッシー
Claude Debussy
月の光
Clair de lune
ドミトリ・ショスタコーヴィチ
Dmitri Shostakovich
リリック・ワルツ
Lyrical Waltz
モーリス・シュバリエ
Maurice Chevalier
パリ祭
Fleur de Paris
ミシェル・ルグラン
Michel Legrand
男と女
Une femme est une femme
エルヴィス・プレスリー
Elvis Presley
ラヴ・ミー・テンダー
Love me tender
エディット・ピアフ
Edith Piaf
バラ色の人生
La vie en rose
ジョージ・ガーシュウィン
George Gershwin
クラップ・ヨー・ハンズ
Clap yo’ hands
三枝成彰
Shigeaki Saegusa
ラグタイム
Ragtime
ファン・ティゾール / デューク・エリントン
Juan Tizol / Duke Ellington
キャラヴァン
Caravan
曲目は一部変更となる場合がございます
 
公演日 2008年7月12日(土)
【開場】17:30 【開演】18:00
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S\8,000 A\7,000 B\6,000 C\5,000 D\4,000