名古屋国際音楽祭
 
2008年度のプログラム
6月28日(土) 【開場】16:15【開演】17:00
第31回名古屋国際音楽祭 イタリア・スポレート歌劇場 ロッシーニ 歌劇「シンデレラ」(チェネレントラ)

公演レポート
アンジェリーナ役で期待されていたダニエラ・バルチェッローナが転倒によって膝に重傷を負い来日が中止になるというアクシデントがあったものの、シラグーザの活躍と脇をしっかり固めたイタリアの若手歌手の好演で大いに盛り上がった。海外のオペラハウスが名古屋でこの「シンデレラ」を公演するのは初めてだったが、会場の反応も良く、終演後には「とても楽しかった」という声を数多くいただいた。第2幕でハイCの出てくる王子のアリア、「誓って彼女を見つけ出す」では鳴り止まない拍手に応えシラグーサがアンコール、お客様を大いに喜ばせた。

【キャスト】 アンジェリーナ: カルメン・オプリシャーヌ 
  ドン・ラミーロ: アントニーノ・シラグーザ
  ダンディーニ: ガブリエレ・リビス
  ドン・マニフィコ: ルチアーノ・ミオット
  ティスベ: レベッカ・ロカール
  クロリンダ: ルツィア・クノテコヴァー
  アリドーロ: カロージェロ・アンドリーナ
  アルレッキーノ: フランチェスコ・ヴォルフ
  コロンビーナ: イレーネ・レポレ
    


事前告知
 
2007年の「セビリアの理髪師」で、明るいイタリア人気質と若手歌手たちの軽快でスピード感いっぱいの舞台を楽しませてくれたスポレート歌劇場。2008年は同じロッシーニの傑作「シンデレラ」(チェネレントラ)で再び登場する。今回の公演は、王子役に当代最高のロッシーニ・テナー、アントニーノ・シラグーザなど豪華な顔ぶれが揃う。華やかな音楽ながら超絶技巧を要求される作品として知られる「シンデレラ」、その要求の高さから上演されることの少ないオペラだけに、今回の公演は見逃せない。  
イタリア・スポレート歌劇場 ロッシーニ「シンデレラ」出演者変更のお知らせ

名古屋国際音楽祭「イタリア・スポレート歌劇場」公演で出演が予定されていましたダニエラ・バルチェッローナはこの度、転倒によって左ひざに重傷を負い、来日を断念せざるを得ない事態となりました。つきましては代役といたしましてカルメン・オプリシャーヌを迎えて名古屋公演を実施いたします。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが何卒、事情をご理解いただきますようお願いいたします。
カルメン・オプリシャーヌ Carmen Oprisanu

ルーマニア生まれ。クルージュ・ナポカ音楽院にて学ぶ。
ウィーン・ヴェルベデーレ国際オペラコンクール、プラシド・ドミンゴ国際オペラ声楽コンクールに入賞の後、1997年に英国ロイヤル・オペラハウスにて≪セビリアの理髪師≫ロジーナ役で国際的なデビューを果たす。その後同役でメトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ハンブルク歌劇場、バルセロナ・リセウ大劇場など次々と世界の主要劇場で活躍を始めた。
これを機にロッシーニ作品の第一人者としても認められ、≪シンデレラ≫≪アルジェのイタリア女≫≪試金石≫で主要劇場に次々と登場。2002年のペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演し、その優雅な魅力で聴衆を魅了した。≪シンデレラ≫アンジェリーナ役では昨年のドレスデン国立歌劇場に出演し好評を博した。08-09シーズンではロジーナ役で8月に同劇場に再登場が決まっている。
その他≪ノルマ≫≪アンナ・ボレーナ≫≪ナクソス島のアリアドネ≫≪ナブッコ≫などでメゾ・ソプラノの第一人者として、ミラノ・スカラ座をはじめ世界の一流劇場で確実にキャリアを築いている。
尚、出演者変更による払戻しはありませんのでご了承いただきますようお願いいたします。
ダニエラ・バルチェッローナ メッセージ

【予定キャスト】
アンジェリーナ(シンデレラ):カルメン・オプリシャーヌ Carmen Oprisanu
ドン・ラミーロ(サレルノの王子):アントニーノ・シラグーザ Antonino Siragusa

ダンディーニ:ガブリエレ・リビス/オマール・モンタナーリ Gabriele Ribis /Omar Montanari
ドン・マニフィコ:レオナルド・ガレアッツィ Leonardo Galeazzi
クロリンダ:ルツィアー・クノテーコヴァー Lucia Knotekova   ほか
※キャストの一部が変更になる場合がございますので、予めご了承下さい。
プログラム ロッシーニ 歌劇「シンデレラ」(チェネレントラ)全2幕 原語上演 日本語字幕付
 
公演日 2008年6月28日(土)
【開場】16:15 【開演】17:00
会場 愛知県芸術劇場大ホール
料金 S\20,000 A\17,000 B\13,000 C\10,000 D\7,000