名古屋国際音楽祭
 
2007年度のプログラム
ギドン・クレーメル & クレメラータ・バルティカ〜イタリア名曲の旅〜
公演レポート


第一部演奏後
  クレーメルの意向によりヴィヴァルディの「四季」はモリコーネの「アントニオ・ヴィヴァルディのための4つのアナコルーティ」の各曲と交互に演奏されました。モリコーネの4曲はそれぞれ短い曲でしたが彼の映画音楽作曲家以外の顔を知ることになりました。こうした新しい試みを含め大変スリリングで刺激的な「四季」の演奏で会場に大いに盛り上がりました。「フィレンツェの思い出」は原曲の弦楽6重奏ではなくクレメラータ・バルティカの弦楽合奏で演奏されました。こちらもお客様を唸らせるほど非常に素晴らしい演奏、一体感のある演奏でした。クレーメルがその鋭い現代感覚によって古典的なレパートリーに斬新な解釈を示した興味深いコンサートでした。
     
■プログラム

ヴァイオリン・ソロ&アーティスティック・リーダー : ギドン・クレーメル
弦楽合奏 : クレメラータ・バルティカ

--(開演 午後6時45分)----------------------

〜 四季 〜
(モリコーネの各曲とヴィヴァルディの「春」「夏」「秋」「冬」を交互に演奏)
モリコーネ : アントニオ・ヴィヴァルディのための4つのアナコルーティ
ヴィヴァルディ : ヴァイオリン協奏曲集「四季」op.8-1〜4
(ソリスト : ギドン・クレーメル)

--(休憩20分)--------------------------------

チャイコフスキー :  「フィレンツェの思い出」(弦楽合奏版)op.70
 (リーダー : ダニエル・ガルリッキー)

パガニーニ :  変奏曲「ヴェネツィアの謝肉祭」 op.10
(ソリスト  : ギドン・クレーメル)
(リーダー  : ダニエル・ガルリッキー)

【アンコール】

ニーナ・ロータ作曲 : ドルチェ・ビータ
A・ピアソラ作曲 : リベルタンゴ

 
 
事前告知
 
 
人気ベストテンでも常に首位をキープ、現代最高のヴァイオリニスト、クレーメルは2007年60歳を迎える。自ら故郷バルト三国の若い優秀な音楽家を集めて創設し、力を入れているのがクレメラータ・バルティカ。クレーメル仕込みのこのアンサンブルはよく訓練され、その繊細な音色、鉄壁のアンサンブルや自由な音楽精神はクレーメルのヴァイオリンそのもの。個性と主張を持つこのコンビがイタリアゆかりの名曲プログラムにどんな趣向を凝らすのか?  
ヴァイオリン・
芸術監督
ギドン・クレーメル
弦楽合奏 クレメラータ・バルティカ
プログラム パガニーニ:ヴェニスの謝肉祭(*)
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出
ヴィヴァルディ:四季(*)
(*)ヴァイオリンソロ:ギドン・クレーメル
 
公演日 2007年6月14日(木)
開場 6:15PM 開演 6:45PM
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S\9,000 A\7,500 B\6,000 C\5,000 D\4,000
 

※入場料金には全て消費税が含まれております。
※プログラム内容、出演者等変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※未就学児童のご入場は同伴の場合でもお断り致します。
第一版
 
 
第二版