名古屋国際音楽祭
 
2007年度のプログラム
バッハ・コレギウム・ジャパン 「ヨハネ受難曲」
公演レポート
 4月1日(日)、愛知県芸術劇場の前の桜が満開となりました。そしてコンサートホールでは、第30回名古屋国際音楽祭の本公演が始まりました。
 この日のコンサートは、バッハ・コレギウム・ジャパン演奏の『ヨハネ受難曲』。キリスト教文化では、この日曜日は『枝の主日』と呼ばれる移動祝日で、4世紀頃から受難曲を朗読または朗唱する伝統が続いてきているそうです。
 指揮・音楽監督の鈴木雅明氏は、躍動感溢れる指揮で合唱・管弦楽を率い、ホールは限りなく美しい響きで満たされました。
 素晴らしい演奏に、ホールは余韻の間もなく拍手に包まれました。

古楽器と合唱によるバッハ・コレギウム・ジャパン。
バッハの時代の音楽を追求している。

躍動感と軽快さの中に、深い魂と祈りの心、バッハへの敬愛の心にあふれる鈴木雅明氏。鈴木氏の音楽はホールに限りなく清浄な世界をもたらした。
■プログラム

指揮・音楽監督  :  鈴木雅明
合唱・管弦楽  :  バッハ・コレギウム・ジャパン

ソラプノ : 野々下由香里
カウンターテナー : ダニエル・テイラー
福音史家/テノール : ユリウス・プファイファー
バス/イエス : ドミニク・ヴェルナー




J.S.バッハ
ヨハネ受難曲 BWV245(第4稿)


(開演 午後5時)

第1部

1-7 裏切りと捕縛
8-14 否認

--(休憩20分)--------------------------------

第2部

15-20 審問と鞭打ち
21a-26 判決と十字架処刑
27a-32 イエスの死
33-40 埋葬

欧米では、このような演奏会の後では、一瞬の静寂のあとの喝采、そしてスタンディングオベーションが、
演奏者への最大の賛辞とされます。


 
 
事前告知
 
 
国境、宗教、時代を超えて「現代に生きるバッハ」を追及しているバッハ・コレギウム・ジャパン。定期的なCDリリースや海外公演を通じ、いまや世界トップレベルの古楽アンサンブルとしての評価を確固たるものにしている。2006年4月には名古屋で「マタイ受難曲」で名演を繰り広げ深い感動を呼んだ。2007年は「ヨハネ受難曲」が静かなブームを巻き起こす。あたかもオペラを見ているように物語が目の前で展開する。そしてゆっくりした拍手がやがて嵐のように高まっていく・・・。  
 
指揮・音楽監督 鈴木雅明
合唱・管弦楽 バッハ・コレギウム・ジャパン
  福音史家/テノール:ユリウス・プファイファー、ソラプノ:野々下由香里
カウンターテナー:ダニエル・テーラー、バス:ドミニク・ウェルナー
プログラム J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245(第4稿)
 
公演日 2007年4月1日(日)
開場 4:30PM 開演 5:00PM
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S\9,000 A\7,500 B\6,000 C\5,000 D\4,000
 

※入場料金には全て消費税が含まれております。
※プログラム内容、出演者等変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※未就学児童のご入場は同伴の場合でもお断り致します。