ほんとに起きるの?大地震




◆心配される東海地震
  ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界にあたる南海トラフと駿河トラフ。この2つのトラフに沿って、太平洋側の海底では、過去100年から150年の周期で巨大地震が繰り返されて来ました。東海地震・東南海地震・南海地震です。この3つの地震は、過去、同時あるいは、連続して起きています。

1605年に起きた慶長地震(M7.9)は、3つ同時に起きました。
1707年の宝永地震(M8.4)も、3つ同時に起きています。
1854年の安政東海・安政南海地震(M8.4)は、まず東海・東南海地震が発生し、32間後に、南海地震が起きました。

さらに、1944年の昭和東南海地震(M7.9)が発生した2年後の1946年、南海地震(M8.0)が起きています。昭和地震の時に地震が起きなかった区域、つまり安政東海地震と昭和東南海地震の震源域の差が、大地震の空白域(駿河トラフ)と考えられています。駿河トラフでは、およそ150年間、大きな地震が発生していないため、東海地震はいつ起きてもおかしくないと言ているのです。