ほんとに起きるの?大地震


住まいの備え
◆家具の固定

阪神大震災で犠牲になった人の多くは、何かの下敷きになった事による圧死でした。

 これは神戸市東灘区で実際に起きた被害を実験で再現したものです。
 寝ていた親子はタンスなどの家具が相次いで倒れて、その下敷きになって死亡しました。
 タンスだけではありません。ピアノ・テレビなど家の中にあるあらゆるものが凶器となり、寝ていた人々を襲ったのです。

 今回の震度予想見直しで、東海地震でも阪神大震災なみの震度6弱以上となる地域が、名古屋市の一部などにも広がりました。
 阪神大震災クラスの揺れで家の中はどうなるのでしょうか。
 上の実験でも、200kg以上あるピアノでさえ凶器となることがわかります。

 実際にはどのように家具を固定すれば被害を防げるのか、ある家を取材しました。