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◆阪神大震災に学ぶ |
阪神大震災では、およそ31万6千人が避難生活を余儀なくされました。
救援物資が神戸市内の避難所に行き渡り始めたのは震災から2日目の夜になってからのこと。しかも届いた物資はおにぎりや乾パン、そして水だけでした。 |

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地震からまる2日の間、多くの人が何も口にできなかったことになります。交通機関や道路網が壊滅的な被害を受けたことや、被災者が避難した場所や避難者の数がわからなかったことが大きな原因です。 |
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愛知県は阪神大震災を教訓に救援物資の量を増やしました。
阪神大震災の避難者は阪神・淡路地域の人口の9.7パーセントでした。
愛知県は、県の人口にこの比率をかけて備蓄量を決め、県と各市町村で合わせて180万食を保管しています。 |
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しかし、阪神大震災で指摘された問題点、「物資を運ぶルートの確保」について抜本的な解決策はありません。
そこで、愛知県は「食料・水、最低3日分を家庭で備蓄して欲しい」と呼びかけています。
わたしたちが備蓄する場合、飲料水は大人1人で1日3リットル。3日でおよそ10リットルが必要です。 |
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