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あの日あの時CBC!!プレイバックCBC

ラジオ開局その日 1951.9.1

AM 00:00 放送前最終追い込み

民放として歴史的な1日となる1951年9月1日。報道担当は、最後のニュース原稿の確認、サンフランシスコの中部日本新聞特派員へのインタビュー録音など最後の追い込みに奔走していた。

AM 05:30 放送直前

本社スタジオの放送設備と鳴海送信所の放送機に電源が入れられた。ソファーで一夜を明かしたCBCの小嶋源作常務をはじめ、何日も泊まり込みで開局準備に追われていたスタッフが、ガラス張りの副調整室に勢揃いした。

AM 06:30 民放第一声

「ちゅうぶにっぽんほうそう、JOAR、1090キロサイクルでお送りいたします。皆さん、おはようございます。こちらは名古屋のCBC、中部日本放送でございます。昭和26年9月1日、わが国で初めての民間放送、中部日本放送は今日ただいま、放送を開始いたしました・・・」
午前6時30分、宇井昇アナウンサーのやや興奮気味の第一声が東海の空に流れた。期せずして拍手がわき起こる。25年にわたったNHKによる一局体制が終わり、わが国最初の民間放送の第1ページが開かれた瞬間であった。民放初の番組は「朝の調べ」であった。宇井昇アナウンサーの第一声に引き続き、「小鳥啼くハワイ」などを放送した。

AM 06:55 「服飾講座」

五金洋品提供の「服飾講座」が、日本の商業番組第1号となった。五金洋品は番組提供のみで、コマーシャルは流さなかった。服飾講座ではあったが、第1回の放送はフェルラーリ作曲「聖母の宝石」をバックに、アポリネールの詩「ミラボー橋」(堀口大學訳)をアナウンサー稲蔭千代子が朗読する内容であった。

AM 07:00 時報

午前7時、服部時計店寄贈の時報装置が、「チンカラコンカラ」の軽快なリズムの予報音楽に続いて正7時を報じた。「精工舎の時計がただいま7時をおしらせしました」というコマーシャル第1号が電波に乗った。午前7時、正午、午後7時、10時の4回の時報は精工舎の提供で流された。

AM 07:00 ニュース

ニュースは、サンフランシスコ講和会議に出席する特命全権大使吉田茂がハワイに着いたことを伝えた民放ニュースの第一報が、わが国の独立を回復する講和関係のニュースであったことは、偶然とはいえ、その門出にふさわしいものと言えた。戦時中は軍の統制下に、戦後も公共放送のNHKのみだったラジオニュースが、民間の手によって放送された、記念すべき15分間となった。

AM 10:30→11:00 放送機器保守のため休止


AM 11:05 開業式典

第1スタジオで開業式典が挙行された。第1スタジオの正面には、六曲二双の大金屏風の前に祭壇が設けられ、その左には純白の覆いをかけたマイクが吊り下げられた。斎主熱田神宮長谷宮司の祝詞奏上に続いて、純白の覆いが取り除かれ、マイク除幕が行われた。開業式典の模様は午前11時のニュースの後25分間にわたって中継放送された。祝辞の後には、CBC管弦楽団の演奏で合唱団が社歌「東海の虹」を高らかに合唱。この歌声は午後2時45分から録音で放送された。

PM 00:15 ストップ・ザ・ミュージック

音楽を使った30分の公開クイズ番組。アナウンサー栗谷俊男の、民放ならではの軽妙な司会で始まった。アメリカの同名クイズ番組をアレンジ、CBCの聴取者参加番組る第1号。アメリカでは、レコードをかけて、曲名がわかった聴取者が電話をかけるというものだったが、CBCはスタジオで、公開で行った。ビアダルポスカの軽快なテーマで始まり、答えの分かった参加者は「ストップ!」と手を挙げて曲名を答えるというもの。33回転で録音したものを78回転で回したり、音楽を逆さまにしたり、2曲重ねて流して両方の曲名を当てさせるなど、さまざまな問題が工夫された。以後、CBCラジオ人気番組の一つとなった。

PM 00:55 新国劇御園座公演「鈍牛」

午後1時20分からの放送予定が組まれていたが、前日になって急いで繰り上げることになった。というのも、通常午後2時から舞台中継を組んでいたNHKが、名古屋のみ午後1時から放送るとの情報を得たからである。開局初日から、民放を迎え撃つNHKが「血煙り荒神山」、スタートを切ったCBCが「鈍牛」という皮肉な番組合戦となった。

PM 03:30 五長老座談会

名古屋の大長老5氏による30分の座談会番組。
出席者は、大岩勇夫(前・名古屋市長)、青木鎌太郎(中京財界の大御所)、下出民義(元・勅選議員)、兼松煕(豊田系長老)、大喜多寅之助(元・名古屋市長)の5氏。政財界の今昔を語ってもらう狙いだったが、話題は政治、経済からスポーツにまで広がり、開局にふさわしい番組となった。

PM 07:15 バラエティーショー「謳うCBC」

名宝劇場で行われた記念番組「浜松風」に引き続き、午後7時15分から9時30分まで同劇場の舞台からバラエティーショー「謳うCBC」を中継した。提供は地元有力企業7社。ステージは7部40景で、演出は山本紫郎、出演は古川ロッパ、灰田勝彦ほかの豪華メンバーであった。開局当夜のこのショーは大成功を収め、民間放送の支援者の期待にもこたえることができた。

PM 10:30 音楽「夢へのいざない」で、開局初日の全放送を終えた。


 

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