≪6月3日(日):香流川(名古屋市)での水辺体験≫

曇り空の日曜日。水温24℃の香流川に網を持って入った子ども達は、石の下や草の根元にひそんでいる魚や虫を探します。
子ども達を驚かせたのは、体長60センチの大ナマズ!ルアーの針が体に刺さり、網の中では少し弱っていました。
およそ2時間で、コイ、ギンブナ、テナガエビ、ヤゴなど23種類の川の生物で、用意した水槽はいっぱいになりました。

≪6月10日(日):下半田川地区(瀬戸市)での里山と水辺体験≫

東海地方の梅雨入り宣言2日後、朝からきれいに晴れ、汗ばむ程。
愛知県内唯一のオオサンショウウオの繁殖地、蛇ヶ洞川が流れる瀬戸市の下半田川(しもはだがわ)地区へ。午前中は、里山散策。田んぼの脇の水路ではカエルやヤゴが。子ども達が見つけると、講師が名前や特徴を説明します。
午後からは、「オオサンショウウオに会えるかも」と胸をときめかせながら蛇ヶ洞川へ。
水温は19℃。残念ながら、オオサンショウウオには出会えませんでしたが、清流にしか住まないシマドジョウやサワガニなど、合わせて18種類の水の生物を観察することができました。

≪7月21日(土):香流川(名古屋市)での撮影取材≫

午前中、iPadの使い方の説明を受け、講師が制作した映像リポートの「お手本」をみた子ども達は、雨の中、香流川へと出発。初体験者も多かったiPadでしたが、皆、自在に撮影を楽しんでいました。中でもこの日見つけた体長20センチものミシシッピアカミミガメにはビックリ。一斉に撮影が始まりました。

≪7月28日(土):下半田川地区(瀬戸市)での撮影取材≫

本格的な夏空が広がり、気温も急上昇。水分を頻繁に補給しながらの撮影です。里山ではシオカラトンボやザリガニなどが、蛇ヶ洞川では絶滅危惧種の魚、アカザも見つかりました。冷たい川の水が気持ちよく、子ども達は全身びしょぬれで撮影に熱中しました。

≪8月4日(土)、5日(日):CBCでの映像編集≫

iPadを使った大まかな映像編集の仕方を講師が15分ほど説明しただけで、子ども達はすぐさま作業にとりかかりました。構成は?画面の切り替わりにどんな効果を使おうか?効果音は?BGMは?そして字幕は?とアイディアをどんどんふくらませます。もらった資料や生物図鑑を手元に置いて、撮影した生きものを確かめながら編集作業が進んで行きました。

≪9月2日(日):作品鑑賞&審査会≫

どの作品も、生きものや自然に接した時の素直な気持ちがそれぞれの手法でストレートに表現されていました。その中で、最優秀賞に選ばれたのは、米谷倫香(こめたにともか)さん<中1>、松島榛名(まつしまはるな)さん<小6>組の作品です。審査は、水辺観察の指導役でもあった名古屋市水辺研究会の國村恵子代表らが行い、國村さんは、「(2人の作品は)自分たちがつかまえた生きものにカメラがぐっと近づき、アップになる。全編に生きものへの愛を感じた」と評価しています。

この事業は、子ども達に身近な自然の素晴らしさに気づいてもらうとともに、その自然や生物を映像におさめ記録として蓄積することで、環境やその周辺にある問題を考える力(環境リテラシー)を育てようというものです。
自分達が住む地域の自然を体感することを通じて、地域により興味を持ち、愛着を抱く・・・。
この事業を通じて、CBCが大切にしている地域に寄り添う精神を子ども達と分け合っていけたら、とも願っています。

★『CBC生きもの地球学校 夏分校〜野外記者倶楽部』開催協力★

・名古屋市水辺研究会(代表 國村恵子氏)
・水澄げんごろう氏(中日本制作所)
・名古屋市青少年交流プラザ
・瀬戸市下半田川自治会