CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
12月22日(日)第9回CBC生きもの地球学校
「アジアゾウに迫る~新ゾウ舎探訪~」 at 東山動物園
12月22日(日)、東山動物園で開催の生きもの地球学校では、「アジアゾウ」をテーマに学びました。
ドキュメンタリー「ゾウの山アナマライ」の上映会では、インドゾウの生態を紹介。大人のオスは単独生活しますが、大人のメスは最年長のメスを中心に数頭の子ゾウと共に群れで生活します。実は、大人のゾウは、1日に180kgほどの草を食べる大食漢なんです。東山動物園は、今年1月29日の赤ちゃんゾウが誕生、また、9月28日に新アジアゾウ舎のオープンで注目を集めています。日本最大級3,350㎡の広さを誇る新ゾウ舎。ここには、水浴びができる「プール」、ゾウ自ら餌探しの楽しみがわかせた「餌場」、そして「泥遊び場」。さらに、ゾウの寝床の檻部屋には冬は床暖房、夏は霧の噴出し装置を新設したなど、工夫の数々が、講師役の佐藤正祐飼育係から紹介されました。最後には、赤ちゃんゾウ さくら誕生秘話とともに、その実際の出産シーンのビデオ上映がされ、参加者にとっては大満足の講座となりました。次回は、来年1月26日(日)「意外とグルメ、魚の食卓事情」をテーマに、名古屋港水族館で開校予定です。