CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
11月30日(土)第8回CBC生きもの地球学校
「知っているようで知らないペンギンの秘密」 at 名古屋港水族館
11月30日(土)、今年度8回目の『CBC生きもの地球学校』が、名古屋港水族館で「ペンギンの秘密」をテーマに開かれ、39人が参加しました。参加者は、まず、南極近くの島でキングペンギンやゾウアザラシなどが、それぞれ生き残りをかけて暮らす様子をつぶさに捉えたドキュメンタリー映像を鑑賞しました。その後、ペンギン一筋7年の飼育担当者、材津陽介さんからペンギンの生態や飼育の裏話が披露され、「(可愛いイメージのペンギンが)繁殖期には巣やペアをめぐって白目をむいてひたすら殴り合うケンカをする」という話などに興味深く聞き入りました。お待ちかねのバックヤードツアーは、現在4種類83羽のペンギンがいる大水槽へ。腰をかがめて水槽の天井裏から覗くと・・・、何とジェンツーペンギンのヒナを見ることができ、参加者は大感激!真上からならではのラッキーな出会いでした。次回の『地球学校』は、12月22日、アジアゾウをテーマに東山動物園で開催します。