CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
9月9日(日)第6回CBC生きもの地球学校
「イルカの秘密に迫ろう!」 at 名古屋港水族館
第6回生きもの地球学校が9日(日)に名古屋港水族館で開催されました。今回のテーマは「イルカの秘密に迫ろう!」。多数の応募の中から抽選で選ばれた約40名が参加しました。この日はまず、北大西洋沖の小島に生息するタラなどの魚が人間の手によって絶滅の危機に陥っているという貴重な映像を鑑賞しました。その後イルカの飼育担当佐藤さんから、“イルカの祖先は4本足で、現在も後ろ足の骨が小さく残っている”ということや、“バンドウイルカのエサは一日10㎏で、味噌カツ定食に換算すると12食分”などのわかりやすいレクチャーを受けました。そして参加者が心待ちにしていた館内ツアーでは、普段は入れないイルカパフォーマンスのステージに上がりました。イルカが水しぶきをあげながら参加者に近づいて来たり、ステージ上でジャンプしたりと、かわいい行動に歓声があがりました。最後に「飼育員になるにはどうしたら良いか?」などの質問が上がり、「飼育員は工作や、計算などいろいろな事が必要になるので、今の勉強を頑張って何でもできるようにしておいてください。」と答えていました。