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#522 6月11日

「瀬戸染付焼」
愛知県瀬戸市
(JR中央線・高蔵寺駅、愛知環状線・瀬戸市駅)
呉須の藍色が鮮やかに映える、瀬戸染付焼。江戸時代、加藤民吉が九州で学んだ磁器製法により生まれました。瀬戸染付焼の特長は下絵付けにあります。素焼きした生地に直接を描いていくことにより生き生きとした模様を映し出します。
絵心を宿した焼き物、瀬戸染付焼。
磁器の肌に、美しく繊細に描かれた模様が映えます。
   
1300年の歴史を刻む焼き物の里、瀬戸。
江戸時代の後期、窯元の次男、加藤民吉(たみきち)が、九州で上質の磁器を焼く極意を身に付けて帰り、瀬戸の地に新たな磁器生産がはじまりました。
   
瀬戸染付焼の特徴は、素焼きした生地に直接模様を描く下絵付け。
花鳥風月をはじめとした模様を生き生きと描いていきます。

筆を巧みに操り模様を描く技と共に、柔らかで潤いのある風合いそのままに焼き上げる技術もまた磨かれました。
   
明治時代には海外にも広くその名を知られた瀬戸染付焼。

白地に、藍色の濃淡で描く景色を焼き物の里の職人が守り伝えています。
   
お問い合わせ

瀬戸蔵ミュージアム
祐山窯(山祐製陶所)
 0561-97-1190
 0561-82-0837