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#505 1月29日

「やすらぎの間 畳」
愛知県名古屋市(JR東海道新幹線・名古屋駅)

平安時代に日本で生まれた畳。当時は部屋の一部に置き、移動も可能でした。部屋に敷き詰めるようになった室町時代、畳の大きさが定まり、税金を算出する基準に。
その後、時代や地域で大きさが変化しますが、畳の感触、安らぎは変わりません。

ほっと安らぐ感触が、暮らしを豊かにする畳。
日本の風土と歴史に育まれてきました。

平安時代、日本で生まれたという畳。
当時は、部屋の一部に置き、どこにでも移動できる敷物でした。
   
やがて、室町時代になり、部屋に敷き詰めるようになると、畳の大きさが定まります。 畳を基に検地が行われ、税が取り立てられました。
その後、増税が図られ、畳は一回り小さくなります。
また、江戸の町では、それまで畳の大きさに合わせて部屋を作っていたのを、先に部屋の大きさを決めてから、畳を敷き詰めたため、さらに小さくなったと言います。
   
こうして生まれた大きさの違い。
名古屋を中心とした中京間の3尺と6尺は、今も日本家屋の単位の基本となっています。
   

千年におよぶ日本人と畳の歴史。
まだ多くの物語がありそうです。

   
お問い合わせ

愛知県畳組合連合会・名古屋畳商工業協同組合 052-912-5005
菱田畳店 052-241-6832