使うほどに温もりを増す瀬戸焼の器。 瀬戸本業窯は、庶民の暮らしに 根ざした焼き物を作り続けています。
鎌倉時代――――、 日本の六つの焼き物の産地・六古窯が誕生します。 しかし、釉薬を使う事が 可能だったのは瀬戸だけでした。 しかも、純白で荒い瀬戸の土は、熱にも強く、 焼き物に最も適していたのです。
一年がかりでこしらえた土と釉薬を 陶工の熟練した技が操り、炎が焼き上げる。 300年前と同じ技法で作られた 瀬戸本業窯の焼き物。 温かく手に馴染みます。