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メッセージ

伊藤蘭

熊野古道は前々から一度は訪れたいと思っていた地。やっぱり、想像をはるかに越えて自然の力強さみたいなものを感じました。結構険しい山道で、転んだりしましたが(笑)。

(今回の撮影にあたって)夫婦というのは、契りを交わした限りは二人で支えあって、その関係を野放しにしておくのではなく、少しずつ思いあっていくことを努力して、最後に「ああよかったね」と言える二人になれるんだなと思いました。
ドラマは、夫婦であることの喜びとか、親子の絆、いろんな人の心情のやり取りがきめ細かに描かれている素敵な内容になっていますので、ぜひご覧になってください。

岸部一徳

"夫婦"と言うものは、途中でいろんなことがあるけど、それを超えてたどり着いたときがやっぱり夫婦だって感じがどこかにあるんですよね。このドラマの中の夫婦ってのは、そういうのを超えてきている感じに描かれている気がします。なかなかいい夫婦の話だなあと思いますね。

吹石一恵

(今回の撮影にあたって)まだ独身ですがたとえば自分がいつか結婚したとして、旦那さんがお仕事をリタイアしたあとに、(このドラマのように)お仕事と趣味を兼ねたようなことを二人でやって、ずっと同じ時間を共有できる夫婦っていうのはすごく理想的だなと思いました。人生の目指すべきところを見つけたかな(笑)という気もしています。

今回桂由美さんのウェディングドレスを着させていただき、やっぱりすごく素敵で、衣裳合わせのときからとってもテンションがあがってしまいました(笑)。なかなか大自然の中でウェディングドレスを着ることもないと思いますね。

音楽・辛島美登里

ドラマは、どこにでもいそうな熟年の夫婦が、どこにもなさそうな職業を持ち、誰もが生きていくうえで身につまされる「老い」と「愛」について、とても深く優しい視線で描かれている作品と感じました。不器用な登場人物が多いので(笑)、セリフでは語らないその人物の優しさや切なさを補えたら、と思いながら曲を作りました。
数年前に熊野古道を歩いたことがありその時に感じた、俗世を離れ、何か大きなものに見守られている神々しい空気を思い出し、曲も緑色の雫のような、アコースティックなすがすがしいものにしたい、と思いました。

プロデューサー/演出・堀場正仁(CBC)

地元にこだわったドラマ制作、今回は世界遺産にも登録されている三重県の熊野古道を脚本家の市川森一さんと訪れ、その時のイメージからこのドラマが生まれました。江戸時代の昔から、多くの旅人の思いや人生がこの古道で交わり、未知なる世界に旅立っていったことでしょう。
一見仲の良いこのドラマの夫婦もお互いに重いものを背負っています。それに真正面から向かい合い、新たな一歩を踏み出していく、様々な障害を乗り越える夫婦の深い絆を描きたいと思います。