あらすじ

夫の定年退職後、第2の人生の生きがいとして小林夫婦が選んだのは、人前結婚式(シビルウェディング)の司式者(ミニスター)。わずかな「お心付け」の収入だけを頼りに全国津々浦々、結婚式から結婚式へと旅の暮らしを楽しんでいる。子供のいないこの夫婦は、年をとっても誰かの幸せの手助けができることが嬉しいのだ。そんな二人に三重県の奥熊野から結婚式のオファーが届く。初めての土地、世界遺産で名高い熊野古道へ行けるとあって心躍らせる夫婦。しかし、妻の里江はこの地で予想もしなかった人々に再会することになる。

 熊野古道を舞台に辛島美登里の「歌語り」を交えて描く、年を重ねてから発見する人間同士の絆の深さとは・・・。

-シビルウェディング-
シビルウェディング(=市民結婚式)とは、欧米で人気が高い人前結婚式。ミニスターと呼ばれる司式者が式を執り行い、参列者に婚姻成立を宣言する。宗教や場所にとらわれない新しいスタイルの結婚式。