今までの公演
#367 | 徳永えり「切ない言い訳」 |
今回のゲストは徳永えりさん。徳永さんは入ってくると、礼儀正しく挨拶をする。小柄な徳永さんは「緊張で・・・帰りたいです・・・」と縮こまっている。鶴瓶さんは、笑って場を和ませた。二人はどんな即興ドラマを演じてくれるのか。スタート状況は、鶴瓶さんが板付き、徳永さんはフレームインだ。
鶴瓶はマンションの部屋の中をフラフラと歩いている。徳永は入ってくると「なぁなぁー!メッチャ広いやん!!」と仕掛ける。鶴瓶が「どうや?」と聞くと、徳永はかなり気に入ったようだ。この部屋は一億円もする超高級マンション。鶴瓶は「大胆な女やな。自分の父親の同級生に家買ってもらうなんて」と話を大きく展開する。鶴瓶と徳永の父親は同級生のよう。では、鶴瓶と徳永はどんな関係なのか。
徳永は自分の両親に、鶴瓶との関係を秘密にしていた。徳永は「付き合ってるって言っちゃあかん?」と聞くが、鶴瓶は止める。鶴瓶は「付き合ってるというのは肉体的な関係もあるということや!!例えば・・・腕まくらとか」と照れくさそうに言う。二人は肉体関係など全くなく、鶴瓶には付き合っているという認識はないようだ。それを聞いた徳永は「じゃあ腕まくらしたら言ってもいい?」と可愛らしく言うが、鶴瓶は「あかん!!」と恥ずかしそうに叫ぶ。
徳永はどうしても両親に言いたいらしい。徳永が「なんで家買ってくれんの?」と聞くと、鶴瓶は「お前のことが好きやからや!!」と即答。徳永は嬉しそうに「ほらー!付き合ってるんやんかー」と後ろから抱きつく。いきなりの急接近に、鶴瓶は「部下が来たらどうすんねん!!」と逃げるが、まんざらでもない表情。徳永は諦めない。徳永が「何で買ってくれるん?」と再び聞くと、鶴瓶は「好きやからや」と即答。徳永は再び「ほらほらー」と嬉しそうに背後から抱きつく。
徳永が昔住んでいたアパートは、ここよりももっと小さなところ。小さな部屋では自然と二人の距離感も近くなるので、徳永は頻繁にハグを求めていたようだ。しかしこの広いマンションでは、二人の距離は自然と離れてしまう。それを感じ、徳永は「なぁ、やっぱアパートじゃあかん?」と、今度は前から抱きつく。驚いた鶴瓶は目をそらすが、徳永は「嫌なん?こうやってやってんの嫌なん?」と更に接近。あまりの近さに、鶴瓶は固まってしまう。二人の顔の距離は、今にもくっつきそうだ。
猛アタックする徳永だったが、鶴瓶にとっては同級生の愛娘。鶴瓶は、徳永が小さな頃から知っているのだ。鶴瓶が「ただ愛しくなったんや」と思いを語り始めると、徳永は自然と鶴瓶から離れる。鶴瓶は、徳永の事を恋人としては見ていなかった。さらに鶴瓶が「俺にとってお前は・・・ペットみたいなもんや」と続けると、徳永は急に俯き「それはちょっとひどいで・・・傷つくわ・・・」と泣き出しそうだ。それを見た鶴瓶は「しばらく会わんようにしよ・・・傷つくことばっか言ってしまう」と言う。徳永は「もういいよ!分かった!」と強がるが、その姿を見た鶴瓶は「お前良い奴やな・・・アイツと親友じゃなかったらなぁ・・・」と心を打たれる。ここで中井さんのOKコール。
プレビュートークになると、徳永さんは「せがもうか悩んだんですよ」と口を開く。中井さんが「え、キスを!?」と驚くと、徳永さんは頷いた。徳永さんは、ドラマ中は本当に鶴瓶さんを好きになっていたらしい。完全に役に入り込み、本気で恋をしていたのだ。前代未聞のドラマ中のキスとはならなかったが、鶴瓶さんにとってドキドキが止まらないドラマとなった。