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今までの公演

#360 宮﨑香蓮「赤峰由美子、19才」

今回のゲストは宮﨑香蓮さん。宮﨑さんは19才という若さ。『国民的美少女コンテスト』を受賞をされた、正真正銘の美少女だ。鶴瓶さんは「年をとっても、(賞をとったことは)ずっとついてまわりますよ」と脅かすと、宮﨑さんは「いやー」ととても恥ずかしそうだ。そして今回新たな試みが。どちらから仕掛けるかをジャンケンで決めるというものだ。ジャンケンの結果、鶴瓶さんから口火を切る。スタートは宮﨑さんが板付き、鶴瓶さんはフレームインだ。

鶴瓶が入ってくると、宮﨑は落ち着かない様子で座っている。鶴瓶は別の椅子に座ると「もしもし。今一人しか居ないけどな。ボーダーの服の大学生」と電話をかけ始める。誰かを探しているようだ。宮﨑の服はボーダー。電話を切ると、鶴瓶は「赤峰さん?」と仕掛ける。宮﨑の名前は『赤嶺由美子』。本人の確認をすると、鶴瓶は「出して」と要求する。宮﨑はオドオドしながら手帳を差し出すが、鶴瓶は「これちゃうな」と不機嫌そう。宮﨑は「あの・・・私帰ってもいいですか?」と怯えているが、鶴瓶は「あかん!!」と強めの口調で言う。鶴瓶が「いくらって言われた?」と聞くと、宮﨑は指を5本立てる。話を進めると、宮﨑は『お金がたくさんもらえる』という情報だけで、他の事は何も分からずに来ているようだ。危険な匂いがする。

鶴瓶は「動いたらあかんで!!」と言うと、その場を去り、色々な物を持って帰ってくる。鶴瓶は、投げつけるように扇子と数珠を机に置く。すると宮﨑は「どうしてアナタが・・・これを?」と驚いた表情だ。そして鶴瓶は再び「動いたらアカンで!!」と席を立つ。鶴瓶がいなくなったことを確認すると、宮﨑はどこかへ電話をかけ始める。小声で話しているが、かなり焦っているようだ。宮﨑は、鶴瓶が帰ってきたことに気付かずに話しているが、鶴瓶を見ると慌てて電話を切る。宮﨑は「おかえりなさい・・・」と怯えながら言うが、鶴瓶は「おかえりなさいやないやろ。どこに電話してたんや?」と怒る。

宮﨑は、鶴瓶の質問を曖昧にすると「どうして母の物を持ってるんですか?」と質問。その瞬間、鶴瓶は「やっぱりそうや」と何かを確信したようだ。鶴瓶は「あんたの母は犯罪に手を染めていた。これは囮捜査や」と告白する。鶴瓶は刑事で、センスと数珠が宮﨑の母親のものだと確認したかったのだ。確認がとれた鶴瓶は「捕まえて、母親を」と電話をする。それを見た宮﨑はため息をつき、急にふてぶてしい態度に。さっきまでのオドオドした態度からは想像できない。

鶴瓶が「知ってたんか?」と聞くと、宮﨑は「知ってました」と全てを認める。鶴瓶は署に連行しようとするが、宮﨑は「もうちょっとここに居させて下さい。署には行きますから」と睨みながら言う。その場を去ろうとする鶴瓶を、宮﨑は「話し相手になってください」と引き止める。宮﨑には父親が居ないので、同じくらいの年齢の鶴瓶と話したかったようだ。実はこの発言には意外な訳があったのだが、詳しくは後ほど。

鶴瓶は席に座り「今からでも改めて・・・母さんのことは忘れ」と優しく声をかけると、宮﨑は「たった一人の家族なんです」と涙をこらえる。宮﨑にとって、たった一人の家族に会えなくなるのは何より辛かった。しかし宮﨑はまだ19才という若さなので、鶴瓶は改心させたかった。鶴瓶は「世の中に出てやり直し」と宮﨑の未来を案じる。まだ宮﨑は気持ちを切り替えることが出来ず「悪いことしてるって分かってたけど・・・」と今にも涙が溢れそう。しかし鶴瓶は「世の中ってのはルールがあんねん」と宮﨑を諭す。ここで中井さんのOKコール。

ドラマ前半ではオドオドしていた宮﨑さんであったが、後半では堂々とした演技。女優としての力をスジナシで見せつけた。そしてドラマ中に鶴瓶さんを呼び止めた宮﨑さん。その理由を中井さんから聞かれると「今出ていったら、(中井さんに)止められちゃうと思ったんです。もうちょっとやっていたかったので」と嬉しいお言葉。宮﨑さんは明るいドラマにしたかったそうだが、とても奥の深いドラマが出来上がった。

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