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今までの公演

#290

 

西尾まり 「三つ編み女刑事の暴走」

今回のゲストは西尾まりさん。可愛らしい三つ編みに作業服という格好で登場。普段の役でも作業服を着る機会はあまりないそうだ。そんな衣装で一体どんなドラマを演じて下さるのか。西尾さんの希望で、鶴瓶さんは板付き、西尾さんがフレームインだ。

鶴瓶は怪しいマスクをして、屋上から望遠鏡で何やら覗き込んでいる。西尾が入ってくると、鶴瓶は「お疲れ様です。」と言い立ち去ろうとするが、西尾はすかさず「見ない顔なんですけど・・・。」と仕掛ける。どうやら西尾はこのビルで作業をする作業員らしい。西尾は「ここ立ち入り禁止なんですよね・・・。何見てたんですか?」と言うと、鶴瓶は「私はあそこの家のもので・・・。」と答える。当然、西尾は疑いをかけ「逮捕する前に喋ろう。」と言う。西尾は、調査の依頼を受け潜入捜査をしていた刑事だったのだ。「何を見てたの?」と聞く西尾に対し、鶴瓶は覗きを否定する。鶴瓶が「何も盗んでないし。」と言うと、西尾は「誰も盗んだかなんて聞いてないじゃん。盗んだの?」と素早くつっこむ。鶴瓶は「盗んでない。盗めない。盗みにくい。高すぎて。」と答える。もはや確信犯だ。西尾は、思わず笑ってしまう。鶴瓶は「もうしません。」と勘弁すると、西尾は「何を?」と聞く。鶴瓶は「もう奥さんを覗いたりしません。」と、覗いていたことを告白する。鶴瓶は、スーパーですれ違った女性に一目惚れをしてしまい、覗きをしてしまったらしい。その話を聞くと、西尾は「気持ち伝えよっか。」と急に優しい態度になる。

鶴瓶は再び望遠鏡を手に取り、「見てくださいよ。あの人です。」と西尾に望遠鏡を手渡す。覗き込んだ西尾は「綺麗な奥さんじゃない。あ・・旦那さん・・・私の死んだ旦那にそっくり・・・。」と泣き出す。ドラマはまさかの感動的展開へ。西尾は「私の旦那もデカだったんだよ。」と言うと、鶴瓶は「デカかった?」と雰囲気を台無しに。しんみりとした雰囲気の中でも、西尾はさすがに「お前何言ってんだよ・・・。」とつっこみを入れる。

二人はベンチに腰掛ける。西尾は「仕事が大変だったんだよな・・・。」と鶴瓶に同情。しかし、鶴瓶が一度外したマスクを付けると「やっぱりお前怪しいな。」と態度が再び急変。無線を使って「身柄を確保します。」と言う。鶴瓶は「話の流れおかしいでしょ!!」と必死に抵抗するが、西尾は「許さないよ。」と厳しい反応。鶴瓶は絶望しビルの屋上から飛び降りようとするが、西尾は「早まるな!!」と止める。ここで中井さんのOKコール。

三つ編みで可愛らしさもありながら、作業服と女刑事という肩書きで格好良さも兼ね備えて演じきった西尾さん。役者としてのポテンシャルの高さがよく分かる回となった。

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