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今までの公演

#285

 

冨士眞奈美 「ゴースト 銭湯の魂」

今回のゲストは芸歴が半世紀以上になるという大ベテラン冨士眞奈美さん。登場すると、スタジオは一瞬で暖かい雰囲気に。鶴瓶さんが「演じているとき、私は鶴瓶じゃありませんからね。」と言うと、冨士さんは「じゃあ『つるへい』?」と天然ぶりが炸裂。果たしてどんなドラマが出来上がるのか。設定は冨士さんが板付き、鶴瓶さんは女湯からフレームインだ。

フレームインするなり、鶴瓶は座っている冨士に対し「変質者が出たっていうんで、お宅の主人に頼まれて女湯見てきたんですよ。」と言う。鶴瓶は「女湯からフレームイン」という自分が変質者になりやすい状況を、最初にうまく切り抜けた。鶴瓶は、冨士を「風呂屋の女将」として話をしているらしい。どうやら女湯に変質者は居なかったようだ。鶴瓶は冨士に報告をするが、話していると「違いますよ!わたし魚屋です。」と冨士が魚屋だということが判明。冨士は、旦那である魚屋のトシちゃんが男湯から出てくるのをずっと待っているのだという。鶴瓶は気の毒に思ったのか、男湯の中にトシちゃんを探しに行く。

戻ってきた鶴瓶は「誰もいないですよ。元々トシちゃん居なかったんちゃいます?」と言うと、冨士は「鋭いっ!!」と返答。「実はトシちゃん5年前に死んでるの。」とまさかの告白をする。亡くなったトシちゃんをずっと待っているのだという。

話を聞くと、鶴瓶は「皆が言っている変質者っていうのは、アナタなんじゃないんですか?」と言うと「アナタがずっとここに座っていると、ここの主人やお客さんはどう思うか分かりますよね?」と続ける。心を鬼にして注意した鶴瓶は帰ろうとするが、冨士は「もうちょっとここに居ましょうよ。」と気にせず引き止める。鶴瓶は「私は独身ですから、ここにアナタといると変な噂がたちます。」と言うと、冨士は「良いじゃない。変な噂好きだわ。」と色っぽさを見せる。再び世間話が始めたところで、中井さんのOKコール。

プレビュートークでは「冨士ワールド」が炸裂。聞き手を惹きつける話し方は冨士さん独特である。ガダルカナルの戦いで生き残った叔父の話やパラシュートでスカートを作った話などをしてくださった。鶴瓶さんは、夢中になって聞き入っている中井さんに「アナタ司会でしょ!」とツッコミを連発。スタジオを笑いに包んだ。可愛らしい雰囲気の冨士さんであるが、ドラマの中でも「先に逝った旦那を待つ女性」という可愛らしい設定となった。冨士さんのイメージをマッチした方も多いのではないだろうか。

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