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今までの公演

#269

 

犬山イヌコ 「そしてみんないなくなった」

今回のゲストは犬山イヌコさん。アクの強いキャラクターで人気があり、舞台だけでなく声優としても活躍しており、その独特の存在感にファンも多い。

設定は「民家の勝手口」。犬山さんは普段着にエプロンといういかにも主婦といった格好で登場した。

鶴瓶さんの提案で、犬山さんは小道具のサングラスをかけての出演となり、一方の鶴瓶さんは小道具としてグローブを持っての芝居となった。エプロン姿でその家の主婦を演じるつもりが、エプロンにサングラスという少し奇妙な出で立ちになった途端、何やら妙なキャラクターが乗り移ったようにも見えるが、果たして・・・。

開始早々鶴瓶は家の庭にボールを投げ入れ、庭にいる犬山に入れてくれるようお願いする。すると鶴瓶を中に入れようとせず塀越しにボールを投げ返す犬山。ボールが自分のものとは違うので中に入れてくれようお願いする鶴瓶に、断固拒否する犬山。何故中に入れようとしないのか?理由は分からないが、サングラスにエプロン姿というのが怪しさを一層引き立てる。

なんとか庭に入った鶴瓶。しかし一向にサングラスを取ろうとしない犬山。

そこへ鶴瓶が先制攻撃を仕掛ける。

「(あなたはこの家の住人の)やすこさんじゃないですよね?」

「いえ、や、やすこです」と自信なさげに答える犬山。

そこで家の中入ろうとする鶴瓶。それを頑なに拒む犬山。いよいよ怪しい雰囲気に「おたく誰ですか?」と鶴瓶が詰め寄ると「留守番頼まれて、いろんな事情がありまして・・・」と言葉を濁す犬山。やすこさんは今居ないと言う犬山は、サングラスを外さない理由も日光に弱いという曖昧なもの。やすこさんとの関係も、やすこさんのご主人の遠い親戚というまたまた曖昧なもの。

そこで家の中に何かあると踏んだ鶴瓶はさらに追求の手を強める。鶴瓶自身も、3ヶ月前からこの家の様子がおかしいと思っており、わざとボールを投げ入れて様子を見に来たと言う。逃げ切れないと観念したのか、犬山は謎の行動に出た。頑なに外さなかったサングラスに手を掛けたのだ。サングラスを外した犬山、目の周りにはびっしょり汗をかき、目を閉じたままで一言こう言った。

「・・・まぶしい・・・」

あまりにも予想外の台詞に思わず吹き出す鶴瓶。サスペンスのようなコメディーのような曖昧な展開を見せ続ける今回のスジナシ。行き着く先も全く予測不能なままである。

あまりの眩しさのあまりにサングラスを掛けた犬山に、鶴瓶は再度真相を話すように説得する。何故飼い犬も、やすこさん夫婦も、おばあちゃんもいなくなったのか?

ようやく事情を話始める犬山。このとき犬山の頭の中では色んな方向性があったのだが、話そうとする内容は全てテレビの放送にそぐわないものばかりだったと、後のプレビュートークで告白していた。そこで犬山は妙な諦め方をして、真実を話し始めた。不倫の挙句、家族はおろか飼い犬まで手に掛けてしまったという理性的な?オチを選択した犬山。

ところで頭に浮かんだ放送禁止的な内容とは一体何だったんでしょうか?

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