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今までの公演

#260

 

片瀬那奈 「見習いハナちゃん奮闘記
~ハナちゃん危機一髪~」

今回のゲストは今ドラマ、バラエティーに引っ張りだこの片瀬那奈さん。鶴瓶さん曰く“手ごわい相手”だ。設定は「老人ホームの一室」。
2人とも衣裳が白衣にエプロン姿というまさに“ヘルパーさん”といった格好での登場だ。
そして今回は元タカラジェンヌの遼河はるひさんがスタジオ見学に来ていて、フレームインなどの設定のほか、鶴瓶さんと、片瀬さんの劇中の名前を決めるというハプニング付きとなった。遼河さんが付けた名前は「鶴瓶=田中ショージ」「片瀬=伊藤ハナ」。
入居者が不在中の部屋でひとり衣類を畳んでいる鶴瓶。そこに廊下で声がする。「ヨネさん、ダメダメ・・・おしっこ、そうそっちよ、左ね」奥行きを感じさせる見事な立ち上がり。片瀬の演出が冴える。「ども、イトウですけど・・」と言って入ってくる片瀬。どことなく東北訛りのように聞こえる台詞回し。地方出身者なのか?鶴瓶は「ヨネさんに怒っていたな」と受けて答える。廊下での片瀬の芝居を拾うことで、奥行きの上に立体感をプラスさせた。抜群の受けだ。今日のスジナシは少し違う、深みのあるドラマを感じさせるオープンング。今日は格調高いスジナシに・・・はならなかった。では続き。
片瀬は新人ヘルパーで、鶴瓶はベテランヘルパーといった設定で進行し始める。片瀬はこの部屋の入居者、正太郎さんの担当に今日からなったということで、この部屋に顔を出したらしい。すると鶴瓶は「気を付けないかんよ、正太郎さんは。ちょっと触るから」と正太郎さんが少しエッチなことを匂わせる。特に乳を触るのが好きだという。
すると片瀬も切り返す。前は1号棟で働いていたが、こっちの棟に配置転換した理由が同じような目に会ったからだという。鶴瓶はその話を聞いて、先輩ヘルパーとして親身に相談に乗り始める。実際に片瀬を寝かせ、鶴瓶が片瀬の代わりとなって再現する。片瀬は鶴瓶の胸を鷲掴みにしてみせると、鶴瓶は同情するように頷いてみせるのだった。それがもとで、ベッドの脇に立つのが少し恐怖だと、自らのトラウマを語る。
しかしそれでは仕事にはならない。そこで鶴瓶はその恐怖症を解くために、鶴瓶が老人役になってベッドに寝て、上手くかわしながら介護をする術を指導し始める。
横になる鶴瓶。布団を直そうと近づく片瀬。その胸目掛けて猛烈なスピードで手が伸びる。危機一髪ひらりとかわす片瀬。「・・・?」老人役にしては手の速度が尋常ではないか?
そこで片瀬の頭にひとつの疑問が浮かぶ。本当に指導してくれているのか?そもそも本当に正太郎さんはエッチなのか?鶴瓶の作戦ではないのか?
直後に「ハナちゃんまだ男性経験ないって聞いてるなあ」と鶴瓶が突っ込んだ会話をしてきた。話がおかしな方向にスライドしているのを片瀬は直感する。鶴瓶はセクハラを気にしている振りをしながら、セクハラをするつもりか?そこで片瀬は鶴瓶に反撃を起す。
「出身どこなの?」「出身は中国」「・・・」まさかの海外に鶴瓶が吹き出す。東北訛りではなく、片言の日本語だったのだ。一泡吹かせた格好だ。
しかし今度は反撃に出る鶴瓶。「男性は知らんの?セックスは?セックスは?セックスも知らんの?」と執拗なまでにセックスを連発する。セクハラ男の本性を露にしてきたのだ。それには顔を赤らめて成す術なしといった感じ。そこでどんどん畳み掛ける鶴瓶。
キスもないのか?腹を括ったのか片瀬も受けて立つ。「キスは・・」といって指で1と示した。そうするとセクハラおじさんの防波堤は決壊し大暴走が始まる。「中国はどこでキスするの?」「彼のお家で?」「キスだけ?」それには「いいとこまで(行ったけど無い)」と調子に乗る片瀬。ついに鶴瓶の大脱線&大暴走が佳境を迎える。
「じゃあ俺正太郎さん役になるから、マッサージ(の練習しよう)」と言ってベッドに横たわる。若い女の子に体を触ってもらおうというセクハラ根性丸出しである。片瀬が仕方なくマッサージをしようとしたところで、中井が最後の防波堤となってOKでーす。
ハナちゃん危機一髪であった。

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