今回のゲストは女優のともさかりえ。鶴瓶が昔から大好きな女優さんでもある。

セットは「厨房」。スタジオには一見洋風に見える厨房が作られている。

衣裳は、鶴瓶がジャージ姿。一方のともさかは白のシャツに濃紺のタイトスカート。切れる女性のイメージで登場してきた。

そして・・・ともさか板付き、鶴瓶フレームインで静かに始まった。

所在なさげに椅子に座っているともさか。その手にはいくつも鍵がついたキーホルダーが握られていた。そこへ入ってくる鶴瓶。鶴瓶は表情を硬して、このホテルのコックをやめると切り出した。しかしともさかは「フッフッフッ」と微かに笑うだけで全くの無言。様子を窺っているのか。鶴瓶がさらに話を展開してくが、ともさかはずっと無言を貫き通している。その目は一体何を見ているのか？緊迫・・・。

一方ともさかが攻めてこないので、鶴瓶が今回の主導権を握ろうと台詞を出した。「俺がおれへんと困るやろ？」しかしそれにもポーカーフェイスのともさか。そしてついに一言呟いた。「困んないわよ・・・」「・・・！！？？」

この「厨房」はホテル内のレストランの「厨房」。ともさかはそのホテルのオーナーの娘。鶴瓶はその「厨房」で働くコックという設定に収まるが、この設定も作り出したのは鶴瓶。立て続けに厳しい言葉を浴びせかける鶴瓶に対し、依然としてともさかは黙ったままで意味深な視線を鶴瓶に投げかけるだけ。ドラマを動かしているのは鶴瓶だが、様子がおかしい･･･。鶴瓶の表情は、無反応なともさかに逆に追い詰められているようにも見えてきた。そう。ともさかは無反応では無い。無言の攻撃を仕掛けているのだ！そしてついにともさかが動いた。厨房のテーブルに腰を掛け（これが妙に色っぽい）、鶴瓶に向ってこう言った。「さみしいじゃない。いてよ」･･･ん？･･･なんだ？この台詞？これって親密なムードってこと？と思った瞬間、ともさかは手にしていた鍵の束を鶴瓶に前に投げ出した。「？？？？？」なんだ？この行動は？

直後、鶴瓶のハートは恋愛モードへとスイッチオン！この鍵は何なのか？ともさかの家の鍵ということなのか？鶴瓶は妄想状態で一気に突っ走り始めた。

今度はその鍵を炊飯ジャーの中に入れ、「２人だけの秘密」と言い放つともさか。

鶴瓶のハートは完全に射抜かれメロメロ状態MAX！その後も「ご存知のくせに」「怒んないでよ」などの台詞を連発するともさかに鶴瓶は崩壊寸前。

実は先日鶴瓶はともさかに交際を申し込んでいたということが判明。この鍵はその答えなんだと勝手に暴走する鶴瓶。

そしてついに鶴瓶は辞職を撤回し、ともさかと一緒に頑張ると言い出す。デレデレ状態の鶴瓶が鍵の束を愛おしそうに見つめたところでOKの声が掛かった。

ほとんど台詞を出さなかったともさかに、一方的にメロメロになった鶴瓶であった。