5月12日(土)午後3時~放送
圧倒的な美しさを放つ高山の「屋台」。 ユネスコも認めたその美は、どのように継承されているのか? 飛騨に伝わる匠の「手技」。 祭り人たちの屋台に対する愛情。 それらの思いが結実し、今年、桜満開の中、屋台は威風堂々とすすむ。
高山は日本的な風景と心が息づく里。 そして、その地の美の結晶が祭り屋台である。 それは世界的に認められた美しさである。 高山の屋台の魅力とは一体何なのか。
からくり人形の屋台では、その仕組みの不思議さが際立つ。 そして操る人の情熱も人形の動作を豊かにする。 また、屋台を下支えする「匠」の技の継承が、この祭りを存続させる大きな原動力となっている。
飛騨ならではの木工技術、鍛冶、漆職人など、一流の「手技」を身につけた職人たちが屋台を守り続けているのだ。
屋台は素手で触れてはいけない。 水にさらしてもいけない。 祭り人の屋台に対する思いに触れ、洋の東西を超えて広く海外からも注目される高山文化と伝統。 それら日本の魅力を、山王祭を通して描いてゆく。
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