第297回(3/25)
カラダの不思議 大実験SP
プレゼンター | 深沢邦之、パックンマックン |
「カラダのキモチ」放送開始から丸6年、様々な実験で明らかになった人体の不思議の中から、特に反響の大きかったものを厳選してお届けします。
受動喫煙の影響
受動喫煙の影響を調べる実験で、換気扇の下でタバコを吸っても、吸い終わった後換気扇を切ってしまうと、漂っている煙がカラダにまとわりついて部屋まで来てしまうことがわかりました。
さらに吸い終わってから最初の10呼吸には、大量の有害物質が含まれているということもわかりました。
タバコを吸い終わって数分間は、吸わない人の傍に寄らないというのがルールのようです。
カラダを温める薬味
ネギ、トウガラシ、ショウガの3つの薬味の中で、最もカラダを温めてくれるのはショウガ。秘密はショウガに含まれる香り成分、ショウガオールです。血流を促し、冷えを改善する効果があります。
老化現象
(1)涙腺がゆるむ
(2)薄味を好む
(3)トイレが近くなる
上の3つの現象で年をとると本当になってしまうのは、(3)のトイレが近くなる、です。
(1)涙腺はゆるむということはありません。涙腺で作られた涙は鼻涙管という管から鼻へと排出されます。
しかし年を取るとこの鼻涙管が狭くなり、涙を鼻に排出できずに目から溢れてしまいます。
年を取って涙もろくなるのは、加齢で鼻涙管が詰まるのが原因なのです。
(2)年を取ると薄味を好むというのは間違いで、舌の老化により味を感じにくくなり、
逆に濃い味付けをするようになってしまいます。普通と思っていても濃い味付けのことが多いので、
注意が必要です。
(3)膀胱の壁は筋肉で出来ていて、尿が溜まると風船のように膨らみますが年齢とともにその柔軟性が
失われて膨らみづらくなり、尿を溜められる量が少なくなります。
この現象は男性も女性も同じで、年をとってトイレが近くなるのは膀胱の筋肉の衰えが原因なのです。