第295回(3/11)

“私は大丈夫”が危ない!乳がん検診・新時代の心得

ゲスト 堀ちえみ、アンミカ

乳がんは女性のがん罹患数1位で、16人に1人の女性が経験しています。ピークは40歳〜50歳代で、40歳以上は2年に1度検診を受けることが推奨されています。

乳がんとは?

乳がんは、乳腺にできる悪性の腫瘍のことで、大きく2つの種類があります。乳がんが乳管の中に留まっているのは「非浸潤がん」で、がんが乳管の外に広がらないうちは命が脅かされることはほとんどありません。しかし乳管の外に出る「浸潤がん」になってしまうと、近くの血液やリンパから全身へと転移する可能性が出てきます。

乳がんの検査

マンモグラフィー検査は、乳がん検査で行われる乳房専用のレントゲン検査です。手で触れてもわからないほど小さな乳房の変化を映し出すことができます。
しかし、マンモグラフィーの映り方は人や年齢によって大きな違いがあるため、マンモグラフィー検査に向いていない人もいます。そのような場合は、超音波検査も組み合わせて検査をするのがお勧めです。
また最近では、乳房専用のMRIもあります。乳房のMRI検査は、うつ伏せになり、コイルと呼ばれる穴の中に乳房を入れて撮影します。

乳がんに関するうわさ

・出産経験があると乳がんのリスクが低い?
 出産経験のない女性と比較すると、出産経験のある女性は乳がんの発症リスクが
 相対的に低くなっています。
・胸が小さければ乳がんにかからない?
 乳がんができる乳腺は誰の乳房にもあるため、胸の大きさに関わらず
 誰でも乳がんになる可能性はあります。
・家族に乳がんになった人がいないので心配ない?
 最近になって遺伝に関係がある乳がんが日本人にも多いことがわかってきました。
 しかし遺伝に関係のない乳がんもあるため、家族に乳がんに
 なった人がいなくても、なる可能性はあります。

乳がんのセルフチェック

まず鏡の前に立ち、変形や左右差がないかチェックします。
次に渦を描くように手を動かし、しこりがないか乳房全体をまんべんなくチェックします。
乳がんが一番できやすいのは乳腺の多い外側上部ですが、乳房であればどこにでもできる可能性があるため、全体を調べることが大切です。
さらに仰向けになり、外側から内側へ指を滑らせしこりがないか確認しましょう。
セルフチェックは月に一回、閉経前の方は乳房が柔らかい生理後一週間ぐらいの間に行いましょう。

日本ではまだまだ検診率が非常に低いのが現状ですが、乳がんの早期発見のカギは検診です。まずは定期的に健診を受けるようにしましょう。