第294回(3/4)

ボコボコ血管がスッキリ!下肢静脈瘤の最新治療

ゲスト 渡辺典子 プレゼンター パックンマックン

脚の静脈の弁が壊れ、血液が逆流して血管が膨れてしまう病気、下肢静脈瘤。特徴は脚の後ろ側の血管が膨れることで、むくみやだるさも引き起こします。

下肢静脈瘤チェック

下肢静脈瘤は、長時間立ったままでいる人に特にできやすくなります。また静脈を通る血液は、ふくらはぎの筋肉の収縮によって下から上へ押し上げられるため、座りっぱなしであまり筋肉を動かさない人も血液が戻りにくくなっている可能性があります。他にも妊娠がきっかけになったり、遺伝も大きな要因といわれています。
下のチェックに一つでも当てはまると、下肢静脈瘤の可能性があります。

(1)脚の血管がコブのようになって気になる。
(2)夕方になると脚がむくむ。
(3)立っていると脚がだるくなる。
(4)明け方に脚がつる。
(5)脚に治りにくい湿疹や黒ずみがある。

下肢静脈瘤の主なタイプ

(1)クモの巣状静脈瘤
直径1mm以下の、毛細血管が拡張したものです。
(2)網目状静脈瘤
(3)側枝静脈瘤
伏在静脈から枝分かれした血管が拡張、蛇行したものです。
(4)伏在静脈瘤
伏在静脈の弁が壊れて起こるタイプで、主にひざ下に症状が出ます。
(5)陰部静脈瘤
太ももの裏側にできやすく、妊娠をきっかけに発症するタイプです。

上の5つのうち(1)〜(3)は軽症タイプのため、特に治療の必要はありませんが、見た目が気になる方やつらい症状、皮膚炎がある方は治療を行います。
手術の対象になるのは、伏在静脈瘤です。

下肢静脈瘤の治療法

伏在静脈瘤の治療には、今まではストリッピング手術が行われていました。これは静脈にワイヤー状の器具を通し、血管を引き抜く方法です。
しかし今は、レーザーを使った血管内治療になっています。
レーザー治療は、レーザーファイバーを静脈に入れて逆流している部分を焼きながら引き抜き、血管を閉塞させていきます。閉塞させた血管は半年ほどで細くなり、最終的には身体に吸収されます。
手術は麻酔を含めておよそ30分で終了します。
レーザー治療は昨年から保険適用になり、費用は片脚約5万円〜となっています。(3割負担の場合)

下肢静脈瘤発症予防トレーニング

椅子に浅く座り、つま先を上げたまま太ももを引き上げ、自転車を逆にこぐように片脚5回ずつ回します。昼と夕方、2回行いましょう。

またむくみの解消には、夕方のマッサージが効果的です。
皮膚の表面をなでるように、まずは太ももを、次にふくらはぎを心臓方向にマッサージしましょう。