第282回(12/4)

今年の冬は風邪知らず!免疫力年齢アンチエイジング大作戦!

ゲスト 生稲晃子 プレゼンター パックンマックン

免疫力は18歳をピークに年々下がり、50代ではおよそ半分にまで落ち込みます。それとともに病気にかかる可能性も増加します。
免疫力を客観的な数値で測定するのが「免疫力年齢」です。現代人の免疫力年齢は老化傾向にあるといわれています。

「NK細胞」と「T細胞」

免疫系はいろいろな細胞からできていますが、中でも重要なのが「NK細胞」と「T細胞」です。
NK細胞はウィルスが体内に侵入しないように見張りをし、ウィルスを追い出す役割をしています。NK細胞がウィルスの侵入を防いでいる間は、私たちの身体は健康な状態です。
しかしNK細胞だけではウィルスの侵入を防ぎきれずウィルスが体内に侵入した場合、今度はT細胞が侵入したウィルスと闘いウィルスを一網打尽にしていきます。
免疫力年齢は、この2つの免疫細胞がウィルスを撃退する強さを測定し、数値化していきます。

免疫力が低下する理由

(1)加齢
免疫細胞の働きが落ちる原因の一つは加齢です。免疫力は年齢を重ね るごとに下がってしまいます。

(2)ストレス
早めに免疫力の低下に気づければよいですが、現代人はサインを見逃して、肺炎などの感染症やがんなど大きな病気につながってしまう可能性もあるようです。

(3)運動のしすぎ
過度な運動は、免疫力の急激な低下を招きます。若いときは免疫力が落ちてもすぐ回復しますが、高齢者は元に戻りにくいため注意が必要です。

他にも、睡眠不足や偏った食生活は免疫力を急激に下げる要因となります。

免疫力年齢チェック

最近2週間のことを思い浮かべてチェックしてください。
(1)口内炎ができやすい。
(2)肩こりや腰痛がある。
(3)便秘や下痢気味である。
(4)人よりも寒さを感じることが多い。
(5)眠れなくて悩んでいる。
(6)以前に比べて笑うことが少なくなった。
(7)食欲がない。
(8)2日休んでも疲れが取れない。
チェックが一つもつかない人は、実年齢より若い可能性があります。チェックが1つの場合、年相応です。2つ以上該当した場合は実年齢よりプラス4歳、3つめからは該当するごとに2歳ずつプラスして免疫力年齢を算出してください。

免疫力アップ術

(1)乳酸菌
実は、NK細胞やT細胞のおよそ7割は、腸の中に生息しています。そのため乳酸菌で腸内の悪玉菌を追い出すことで、免疫細胞の働きを良くすることができるのです。
乳酸菌は1日1食が理想ですが、継続が大切です。2、3日に一度は、いろいろな食品から無理せず摂取しましょう。

(2)βグルカン
βグルカンはキノコ類などに多く含まれている炭水化物の一種です。βグルカンを摂取することでNK細胞、T細胞に刺激を与えて活性化することができます。βグルカンはどんなキノコにも含まれていますが、その効果はキノコによって微妙に違うため、様々なキノコをバランスよく摂取しましょう。またβグルカンは、煮ても焼いても効果は変わりませんが、水溶性なので煮物のときは煮汁も一緒にとりましょう。

(3)ヒートショックプロテイン入浴法
ヒートショックプロテインは、けが、病気、疲労、ストレスなどで傷ついた身体を修復し守るために作られるタンパク質です。ヒートショックプロテインは、特に熱を加えることで最も効果的に増加します。自宅でも少し熱めのお風呂に入るだけでこの効果を得ることが期待できます。
40度のお湯で20分間、41度なら15分、42度の場合は10分の入浴でヒートショックプロテインを増加することができるそうです。
体力のない方や高齢者は半身浴でも充分です。半身浴なら5分ほど長めに入浴しましょう。無理はせず、自分にあった温度で試してみてください。
ヒートショックプロテインは入浴2日後をピークに、4日ほど効果を持続することができます。そのため、週に2回の実践でも十分効果が期待できます。
ヒートショックプロテイン入浴法の後には、水分補給も忘れずに行いましょう。