第277回(10/30)

トイレの悩みにおさらば!尿の秘密を徹底解明!

ゲスト 斉藤暁 プレゼンター ナイツ

年を取るとなぜトイレの回数が増えるのでしょうか?

尿意と膀胱

膀胱内には、一定量の尿がたまると働く「受容体」というセンサーがあります。このセンサーが、尿が溜まったという情報を脳に伝えることで、私たちは尿意を感じトイレに行こうと思います。
年を取るとこのセンサーが過敏になり、若いころよりも早く尿意を感じてしまい、トイレに行く回数が増えるのです。これは男性でも女性でも同じです。

膀胱の大きさ

通常、膀胱には300〜500mlの尿をためることができますが、膀胱の壁は筋肉で出来ていて、尿が溜まると風船のように膨らみます。若い方なら空の時と比べておよそ10倍もの大きさに膨れることもあります。それが年齢とともに柔軟性が失われて膨らみづらくなり、尿を溜められる量が少なくなってしまいます。

さらに男性の場合、膀胱の真下にある前立腺が肥大し膀胱の下を押し上げ、尿道を圧迫することで、尿の出が悪くなったり最後まで尿が出きらず残尿があるという状態になることもあります。

また女性特有の原因としては、骨盤内の臓器を支えている骨盤底筋の衰えや、更年期の影響で女性ホルモンが減少し、膀胱や尿道に影響を与えていることなどが考えられます。

夜間頻尿

夜中に何度もトイレに行く症状を夜間頻尿といいます。通常夜間は、抗利尿ホルモンが作用して尿を濃縮、尿の量を減らしています。しかし加齢によって抗利尿ホルモンが減少し、夜間に尿量が増えてしまうのです。このほか高血圧が原因で夜に尿が増えることもあります。

排尿日誌

頻尿の定義は、昼間は8回以上トイレに行くこと、夜間は1回以上で夜間頻尿といいます。夜中に2回以上トイレに起きる高齢者は、1回以下の方に比べて転倒による骨折のリスクがおよそ2倍になります。
頻尿を防ぐのにおすすめしたいのが排尿日誌。
排尿した時間とその時の量、そして気づいたことをメモしていきます。量を量るのが難しいという方は、多かった少なかった、またその中間程度だったなどでも構いません。
日誌をつけることでいつの間にか頻尿が改善されたり、1日の尿量が2000ml以上の方は水分の過剰摂取か糖尿病など、頻尿の原因がわかったりする場合もあります。

尿は健康のバロメーターです。気になることがある場合は、恥ずかしいと思わずに専門医を受診しましょう。