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第270回(9/11)

見逃すな!あなたの手からSOS!手が教えるカラダのトラブル


ゲスト 片岡鶴太郎 プレゼンター パックンマックン

ふるえとしびれはカラダからの警告かもしれません。手からわかる病気をチェックしてみましょう。

ふるえ

・甲状腺機能亢進症
 両手を肩の高さでまっすぐ前に突き出します。
 甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると脳が正常に働かず、指先にふるえがでます。
・羽ばたき振戦
 手首を反ってまっすぐ上にあげます。
 アルコール性の肝障害や、腎臓の障害などでふるえが出る場合があります。これは体内に溜まった老廃物が脳に
 運ばれ、蓄積した老廃物により手首を反らす筋肉の収縮を維持できず、羽ばたくようにふるえてしまう症状です。

しびれ

・変形性頸椎症
 首の椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫されると、手にしびれが起こります。

脳梗塞と手

・目を閉じ、手のひらを真上にしてひじをしっかり伸ばし、肩の高さで30秒維持します。
 脳梗塞を起こしていると、起こしている側の手が下がってきます。
・割りばしをわって細い方を水平に持ち、その上にもう一本のはしをのせ、10秒以内で十字を作りましょう。
 うまくバランスが取れたら10cmほど上下に5往復します。できない場合、隠れ脳梗塞があるかもしれません。

プチ脳梗塞と隠れ脳梗塞

プチ脳梗塞は、脳の運動野に梗塞が起こり、軽度のしびれや麻痺の症状が手などに出ている状態です。隠れ脳梗塞は、脳梗塞の影響が少ない部位に起きていて、見た目には症状が出ません。

隠れ脳梗塞チェック法

(1)ぐるぐるうずまき
紙とペンを用意します。黒のペンで4重の渦巻きを描きます。
次に別の色のペンで、描いたうずの線に重ならないように10秒以内でもう一度うずを描きましょう。
(2)ぶらぶらカウント運動
これは少し難しい運動なので、全くできない場合だけ隠れ脳梗塞を疑います。
片手をぶらぶらさせながら逆の手は指折り数を数えます。数える速さは、やりやすいスピードでOKです。運動を補足する補足運動野などに異常が起こると、左右別の動きがうまくできなくなります。

脳梗塞予防法

「ひとりじゃんけん」
右手が勝ち続けるようにじゃんけんします。左右の手が違う運動をする、片方が勝ち続けるという複数のことを同時に行うことで脳が活性化。脳の血流がよくなることで脳梗塞の予防になります。

また、ぐるぐるうずまき、ぶらぶらカウント運動も脳梗塞に伴う症状の悪化を予防することができます。