第264回(7/31)

もしものために!知っておきたい心筋梗塞・狭心症

ゲスト 川島なお美 プレゼンター 深沢邦之

心臓の冠動脈が詰まって血流が滞り、心臓の筋肉が完全に死んでしまう病気が心筋梗塞。冠動脈が狭くなっているものの、まだ完全に詰まりきっていない比較的軽症のものを狭心症といいます。心筋梗塞は日本人の死因第二位にもあげられています。

犯人はプラークと血栓

コレステロールなどの脂を中心とした老廃物「プラーク」。血管内壁に徐々にたまり、血管を細くします。高コレステロール、高血圧、糖尿病などが原因で、中高年の男性に多いと言われています。
通常血管は、血液と血管壁内部が直接振れあうことはありません。しかしプラークが出来た血管内壁は破れやすくなっています。内壁が破れると、血液と血管壁内側の組織がふれあってしまい、血液中のタンパク質が活性化。活性化したタンパク質は血液を固まらせてしまいます。そしてできるのが血栓です。

痛みだけではない 知っておきたいシグナル

歯の浮く感じや、腕や背中が締め付けられるような症状。また急に汗が噴き出し呼吸が苦しくなるなど、胸の痛み以外でも発作が起こり、しかも数分以内でいったん症状がおさまるのが狭心症の特徴です。
心筋梗塞でも、気分が悪くなったり首に激痛が走ったりする等、胸痛以外の症状があります。特に糖尿病を煩っている人は、神経が鈍くなり胸の痛みを感じない人が多いそうです。

最新治療

狭心症や心筋梗塞に使われるのはカテーテル治療。細い柔らかいチューブを血管に入れ、塞がった箇所を広げていく治療です。
手首、もしくは足の付け根に局所麻酔をし、動脈内にチューブを通して冠動脈へ到達させます。そしてステントという器具で血管を広げます。局所麻酔のため、患者さんにもすぐに変化が現れ、また身体への負担が少ないのが特徴です。

狭心症や心筋梗塞の予防や再発防止には、高血圧、高コレステロール、糖尿病、喫煙をきちんとコントロールするのが何よりも大切です。