第261回(7/10)

中高年がハマる夏の落とし穴 熱中症撃退マニュアル2011

ゲスト 宮崎美子 プレゼンター 深沢邦之

中高年は熱中症予備軍

脳が老化すると認識機能が衰え、温度感覚が鈍くなります。そのため高齢者は、自分は暑くないと感じていても、実際の気温は思った以上に高い場合があり、その状態を放置すると熱中症の引き金となる、体温の上昇を引き起こします。
他にも、
(1)のどが渇きにくく、水分を摂らない。
(2)汗をかく量が、若い時に比べると3/4に減っているため、体温調節機能が低下している。
(3)熱中症になると重症化しやすい。
などの問題点があげられます。
高齢者が温度認識を感覚に頼るのは、とても危険なことと言えます。

熱中症の危険地帯は自宅

数日間かけてジワジワと体調が悪くなり、体力が消耗したところで発症する「ジワジワ型の熱中症」。その主な発生場所は自宅で、発症者の8割以上が45歳以上の中高年です。
(1)築年数が古く、断熱材を使っていない。
(2)建材がコンクリートの集合住宅。
(3)西向き、最上階など日当りが良い部屋。
上記のような条件に当てはまる家に住んでいる方は、熱中症に要注意です。
さらに、夜になっても室温が下がらず、そのまま体温の上昇を放置してしまうと、睡眠中に熱中症を起こす危険が高まります。
このような事態を防ぐには、昼間の日差しを防ぐのが有効。昔ながらのよしずやすだれを置くだけでも効果があります。また、使い方に気を付けたいエアコンですが、就寝前まで部屋を十分に冷やしておけば、冷房を切っても熱中症の危険はかなり抑えられるようです。

熱中症対策

水分補給は、時間を決めてこまめに行いましょう。日中は1時間おきに、睡眠前にはコップ1杯の水を飲みましょう。
また平熱をチェックし、体温上昇を把握することも大切です。

熱中症にかかりやすいのは、筋肉量が多くエネルギー代謝が活発な男性と言われています。女性は男性より体脂肪が多く、それが断熱材に似た役割をして体温を一定に保つのです。
しかし環境によって差がありますので、女性も油断は禁物です。

室内にいるときも、温度計をチェックしましょう。室温28℃、湿度70%を超えたら要注意です。