第254回(5/22)

実はゆがまない?!骨盤メンテナンス大作戦

ゲスト 笛木優子 プレゼンター 六車奈々

骨盤が歪むということをよく耳にしますが、健康な人であれば実際に骨盤そのものが歪むということはありません。
大切なのは股関節周りの筋肉です。

股関節周りの筋肉

私たちが骨盤が歪んでいると思っているのは間違いで、実は骨盤を支える周りの筋肉や生活習慣によって骨盤が歪んでいるように感じているのです。
そのため立ち方のクセや筋肉の緊張から解放される寝姿勢になると、骨盤は元の位置に戻ります。
そしてその筋肉の付き方に特に影響を及ぼすのが、骨盤につながっている股関節です。股関節周りの筋肉の状態が良くなりバランスが取れる事で、骨盤の傾きなども改善し姿勢も良くなります。

『股関節の柔らかさチェックとストレッチ』
(1)股関節を外側に動かすあぐらのポーズ
両方の足の裏を合わせて座り、股関節がどれくらい開くかチェックしましょう。こぶし1つ分以上床から離れたり、左右で高さが違ったりすると筋肉が硬くなっている可能性があります。
そのような方は両肘で脚を抑えながら3秒キープ。これを1日10回行いましょう。

(2)股関節を内側に動かすカラダひねり
右足を立てて左足をまたぎます。そして左の肘で右足を押します。こちらも左右差があったり、立てたヒザが伸ばした脚のヒザより奥にいかない場合は筋肉が硬くなっている証拠です。
そのような方はそのまま息を吐きながらカラダをひねり、3秒キープ。これを左右10回ずつ行いましょう。

変形性股関節症

変形性股関節症の原因で一番多いのが先天性股関節脱臼。これは臼蓋が生まれつき浅いため、きちんと骨がはまらず脱臼してしまう症状です。そしてもう一つが臼蓋形成不全。赤ちゃんは生まれた時には骨の形成が未完全ですが、成長過程で臼蓋の発育が不完全になると、正常な人に比べ大腿骨の頭を覆う事が不可能になるのです。

・ 股関節の状態チェック
(1)おしりや太ももあたりに痛みがある。
(2)動き出す時に足の付け根が痛む。
(3)以前より股関節が動く範囲が狭くなった。
(4)左右の足の長さが異なる。
(5)自分で靴下が履けない。
チェックに一つでも当てはまる場合は、変形性股関節症の症状が始まっている可能性があります。気になる方は早めに整形外科を受診しましょう。

股関節は生まれて3〜4ヶ月の間に急激に成長します。その時に良い股関節ができないと将来変形する可能性があります。
股関節の稼働を制限する抱き方は脱臼につながりやすいため、赤ちゃんを抱く時には、基本的には股関節を広げるような抱き方が良いでしょう。