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第253回(5/15)

あなたの疲れは本当に取れている?賢い休日の過ごし方

ゲスト ラサール石井 プレゼンター ふかわりょう

ドライブに隠された疲れの原因

・乗り込み方
足から入って腰をひねりながら乗り込むスタイルは、曲がった腰にひねりが加わる事で、腰に大きな負担がかかってしまいます。まずは座席に腰をおろし後から足を入れるのが良い乗り込み方。広背筋と腰筋をバランス良く使えます。2つを比べると40%も腰への負担が軽減します。

・ブレーキング
急ブレーキ等でカラダに大きな反動が加わると、人間は無意識のうちに太ももや背中の筋肉を使って重心を保とうとします。これを長時間繰り返すと筋肉疲労につながってしまいます。

・姿勢
長時間の運転で疲れてくると、より集中しようとするため無意識のうちに前のめりになります。すると腰でクッションの役割をしている腰椎がカーブを保てず負担が蓄積。
正しい姿勢の為には背骨が自然なS字カーブになるように腰を起こして座り、ハンドルを握った肘が軽く曲がる程度の距離感が大切です。シートの位置を決める際に意識すれば、腰や肩、眼精疲労の軽減に繋がります。

・休憩
カラダは、じっとしていると末梢の循環が悪くなり、細胞の機能を低下させる老廃物が蓄積します。こまめに休憩をはさんでカラダを動かすようにすれば、血流が良くなり老廃物が排出されます。

・飲み物
運転中におススメなのはレモンジュース。クエン酸とビタミンCが疲労を回復してくれます。
コーヒーは、カフェインの作用で一時的に眠気が軽減しますが、実際には疲労が回復しているわけではないので注意しましょう。

翌日に疲れが残らない休日の過ごし方

アクティブな休日と室内で過ごす休日。実験の結果、身体的な疲労度には変化がありませんでしたが、精神的疲労度は室内でゴロゴロと過ごした日の方が高くなりました。中でも差がでたのが睡眠の質です。室内で過ごした日は皆さん熟睡できなかった様子。これはアクティブに過ごした日の昼間の適度な有酸素運動が、身体的、精神的な疲労改善効果に繋がったと考えられます。
どうしても出かけられない日は、半身浴や就寝前のストレッチなどをすると疲労回復が期待できます。

天気で変わる疲れ

実は、疲れの原因になる紫外線。目に当たった紫外線で疲労が増幅してしまいます。
紫外線量が最も多いのは晴れの日ですが、くもりでも意外に多いので要注意です。
また海や川では水面などに紫外線が反射するため、街中などに比べて浴びる紫外線量が多くなります。
さらに紫外線量は標高が高くなる程増加しますので(標高1000m上がるごとに10%増)、最近人気のトレッキングにも注意が必要です。
紫外線による疲労からカラダを守るには、UVカット加工のサングラスや、つばが7cm以上ある帽子がおススメです。

ただし、疲労がいつまでも抜けない場合は病気の可能性もあるので、医師の診察を受けましょう。