第250回(4/24)

祝!250回 見レバー納得!教えてドクター!肝臓のギモン解決SP

ゲスト 黒田知永子、宍戸 開 プレゼンター 石井正則

お酒と肝臓の関係

肝臓には、脂質や糖質などの栄養素を分解、吸収する働きがあります。しかしお酒を飲むと、肝臓は毒性のあるアルコールの分解を優先。その作業に掛かりっきりになって、脂肪などの分解が後回しになり、脂肪がみるみる溜まってしまうのです。肝臓が、お酒一合のアルコールを分解するのに要する時間は4時間。そこに食事やお酒を摂れば脂肪は溜まる一方です。この繰り返しで脂肪肝になってしまいます。日本酒で1日五合以上飲み続けると、1〜2週間で脂肪肝になることもあるそうです。
健康な肝臓を保つには、お酒と上手くつきあう事が重要です。

・肝臓に負担がかからないのは次のうちどちらでしょう?
A:お酒を飲んだ後にお水を飲む。
B:飲んだ後に半身浴で汗をかく。

正解はA。水分補給で血液中のアルコール濃度が下がり、肝臓の負担が軽くなります。汗をかく半身浴は水分が減ってアルコール濃度が上がり、逆に肝臓の負担が大きくなってしまいます。

・お酒を飲み過ぎてしまった翌日、運転するのにアルコールが早く抜けるのはどちらでしょう?
A:すぐに寝る。
B:しばらく起きている。

正解はB。睡眠中は肝臓も休んでいるので、分解速度は普通の1/2に下がります。

脂肪肝になる原因

実は脂肪肝の原因はお酒だけでなく、日々の食生活にも潜んでいます。
通常、肝臓内の中性脂肪はタンパク質と結びついて血液中に放出されます。しかし偏った食生活でタンパク質が不足しすぎると、中性脂肪が放出されず脂肪肝になります。
飽食が原因のイメージもありますが、極端な栄養不足でも脂肪肝は起こるのです。
脂肪肝は、カロリーを制限し有酸素運動をすれば1ヶ月ほどで改善します。

肝臓がん

肝臓がんはアジアに多く、日本の患者数は世界のトップクラス。しかしお酒が原因の肝臓がんは全体の2〜3%程度です。
肝臓がんの原因の9割が、実はウイルス感染。C型、B型肝炎に感染すると、高率で肝臓がんになります。肝炎ウイルスを持っている人の発がんリスクは、およそ200〜300倍。中でも肝臓がんの危険が高いのはC型肝炎ウイルスです。
B型、C型とも主に血液で感染し、現在ウイルス感染者は推定300万人以上いると言われています。しかし8割以上の人が感染に気付いていないと考えらています。
感染の確認は血液検査でわかります。自治体が行っているものは無料の場合もあります。検査は基本的に一生に一度受ければ大丈夫です。