第245回(3/6)

聞かぬは一生の損!? 歯医者さんが語る!歯の全て

ゲスト 国広富之 プレゼンター パックンマックン

 

(1) 炭酸飲料を飲むと歯が溶けるのは本当?

ムシ歯の原因は、ミュータンス菌という細菌です。ミュータンス菌は主に人間の口の中に生息し、糖分を食べて口内に酸を作り出します。この酸が、歯のエナメル質の隙間に染み込んで内部から溶かしてしまいます。つまりムシ歯とは、酸で歯が溶ける事。炭酸飲料で歯が溶けるというのは本当なのです。
歯はph5.5以下になると溶けてしまいます。炭酸飲料はph2.2〜3.4。他にも酸味のあるフルーツやスポーツドリンク、酢などでも歯は溶けます。

(2)ムシ歯になりやすい人となりにくい人の違いは何が原因?

ムシ歯の原因、酸から歯を守ってくれるのが唾液です。唾液が歯を守る力は、水の10倍あると言われています。
唾液には、酸性のものを中性に戻す様々な物質が含まれていますが、この中和力が強い唾液が良い唾液です。ムシ歯のなりやすさは唾液の中和力の善し悪しと、歯の磨き方で決まってきます。
唾液の質が悪い場合は、ストレスのない生活を心がけたり、ガムを定期的に噛むなどして唾液の量を出す工夫をしましょう。
また唾液の質の良い人でも、間食型や夜食型は注意が必要です。間食が多いと口内が酸性の時間が多くなりますし、寝ている間は唾液の分泌量が減少するので、夜食を食べると口内が中性に回復しづらくなります。

(3)キシリトールは本当に歯にいいの?

キシリトールは、白樺の木等を原料にして作られる、糖アルコールです。砂糖と同じ甘さを持ち清涼感があります。ミュータンス菌が分解できないため、ムシ歯になりにくいのです。

(4)神経を抜いても問題ないの?

神経を抜いてしまうと、ムシ歯が進行しても気付きにくくなるため、本当は神経は抜かない方が良いとのことです。痛みをなくすためやむを得ず抜く場合が多いそうです。
また神経を抜いた後は、歯が割れないような治療をきちんとすることが大切です。

(5) 最近の痛くないムシ歯治療とは?

従来のムシ歯治療では、ムシ歯部分をドリルで削り、金属や歯科用セメントを使用していました。
最近はレーザー治療が多くなっています。レーザー治療なら少しずつ削れる為、患部以外を削らないというメリットがあります。

他にも、オゾンを短時間あててムシ歯を治療するヒールオゾンという治療法があります。これは初期のムシ歯であれば削らずに治療できます。
短時間で痛くなく、麻酔もいらないなど様々なメリットがあります。
ただこのヒールオゾンは、まだ治療を行っている施設が少なく、自由診療のため保険がきかないので注意してください。