第230回(11/14)

上手に乗り越えよう!大研究!男と女の更年期

ゲスト 船戸 順、岩井友見 プレゼンター 六車奈々

女性の閉経はおよそ50歳。それを挟んだ前後5年、45〜55歳を「更年期」と言います。
更年期は全ての女性に訪れますが、その期間に現れる、日常生活に支障をきたす程の症状を特に「更年期障害」と呼んでいます。
更年期障害の原因は主に次の3つです。
(1)女性ホルモンの低下。
(2)本人を取り巻く環境の問題、人間関係。
(3)気質要因。(何事も真面目に、一つの事をきちんとやる人はなりやすいと言われています。)
   さらに最近は女性だけでなく、男性の更年期も注目されています。

更年期の症状

100〜200以上あるとも言われる更年期の症状。しかも様々な症状が重なり合い、重さも個人差が大きいのが特徴です。代表的な症状としては、のぼせ・ほてり・めまい・不安感・頻尿・排尿異常・肩こり・腰痛・皮膚の乾燥・発汗・食欲不振・吐き気・しびれ・知覚過敏などがあげられます。
このような症状が起こるのは、女性ホルモンの低下が原因です。女性ホルモンは自律神経をコントロールしているため、ホルモンがなくなると自律神経失調症になるのです。

また女性ホルモン「エストロゲン」は、気を明るくするホルモンなので、減少するとうつ症状がでることもあります。
他にもエストロゲンの減少が及ぼす影響としては、
(1)骨量の減少→骨粗鬆症
(2)悪玉コレステロールの増加→動脈硬化
(3)高血圧→脳梗塞・心筋梗塞
などがあげられます。

更年期症状の治療法

更年期の症状を軽くする治療法として「ホルモン補充療法」があります。これは欠乏している女性ホルモンを補い、身体の急激な変化を防いで症状を軽くする治療法で、飲み薬・貼り薬・塗り薬などがあります。
ただし、ホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まったり、喫煙者は血栓ができやすくなることもあるので、注意が必要です。
複雑な症状の出る更年期ですが、気になったら是非一度婦人科を受診してみましょう。

男性の更年期

男性の更年期症状は40歳過ぎから65歳くらいまで、10人に1人は体感していると言われています。
女性の場合は、閉経とともにエストロゲンがゼロに近くなりますが、男性の場合は加齢とともに徐々に減少するため、身体の変化もゆるやかです。
しかし、ストレスが加わると男性ホルモンは急激に減少し、様々な症状が現れます。例えば、月曜日になると会社を休みたくなる「ブルーマンデー」や、休日に家でゴロゴロすることが増えたりするのも症状の一つです。
男性の場合はホルモンの低下だけではなく、社会的ストレスが大きく影響していると言われています。気になる方は泌尿器科を受診しましょう。

このように、男女ともにある更年期。夫婦で乗り越えていくためには、できるだけ話をすることが大切なようです。
話をすることは脳を刺激し、コミュニケーションにもなるので、一緒に旅行をしたり行動を共にしたりして、できるだけそのような環境をつくると良いでしょう。