第207回(6/6)

実は身近にいた救世主!夏を元気に過ごす薬味活用術

ゲスト 今 陽子 プレゼンター 深沢邦之

昔から病気を防ぐ薬として考えられていた薬味。夏を乗り切るために、薬味を上手に使いましょう。

わさび

一般に殺菌効果があると言われているわさび。しかし、気を付けたいのがその使い方です。

わさびの辛み成分「アリルイソチオシアネート」。これはアブラナ科の植物に含まれる、ツーンとする成分です。抗菌性があり、微生物を増殖させない効果がありますが、わさびを「する」ことによって発生する物質です。つまり、わさびをそのまま使っても殺菌効果は期待できないのです。

・ わさびの殺菌効果を増やす方法
おろし金より、より細かくすれる鮫皮のおろし板を使うのがおススメです。アリルイソチオシアネートは細かくするほど増え、辛さも増します。

さらに、わさびをすった時に酵素が働いてアリルイソチオシアネートができますが、その時にビタミンCがあるとより多くできます。そのためレモン汁などを加えるとより高い殺菌効果が期待できます。

また、アリルイソチオシアネートは揮発性です。触れていなくても効果があるので、残ったわさびを開封して冷蔵庫に入れておくと殺菌・消臭効果が期待できます。(目安は約一週間)

ニンニクやショウガもすり下ろした方が効果がありますが、菌の種類によっては効果が薄くなる場合もあります。

ショウガ

漢方薬の約7割に入っていて、万能予防薬と言われるショウガ。
生のショウガには「ジンゲロール」という殺菌効果の高い成分が多く入っています。そしてこれを加熱すると保温効果のある「ショウガオール」という成分に変わります。ショウガオールには血液の流れを活発にする働きがあるため、冷えが改善されるのです。しかもその効果は、飲むだけではなく触れることによっても得られます。

・ ショウガ料理のポイント
ジンゲロールやショウガオールなどの薬効成分は、皮のすぐ下に一番多く含まれています。ショウガの皮を上手に利用しましょう。
また、ショウガオールは一度加熱すれば、冷めてもその効果は変わる事はありません。

さらに、ジンゲロールには小腸の脂肪吸収を抑える働きが、ショウガオールには体内の脂肪の分解を促進する働きがあり、ショウガにはダイエット効果も期待できます。
一日の摂取量の目安は10〜20g程度。これは親指の第一関節分くらいの大きさです。

いろいろな薬味の効能

ネギ ・血行を良くする ・咳を鎮める
ニンニク ・滋養強壮 ・免疫力を高める
トウガラシ ・発汗作用 ・脂肪燃焼
カラシ ・食中毒予防 ・神経痛 ・リウマチ
大根 ・消化吸収を促進 ・免疫力を高める

★ 生姜だしつゆ

・醤油  1カップ
・みりん 1カップ
・酒  1カップ
・さばぶし 20g位
・厚削りかつおぶし  25g位
・昆布  10cm位
・生姜皮 1片分
・にぼし(頭と内臓を取る)  5、6本

(1)材料全てを鍋に入れ、沸騰して2、3分で火を止め冷めるまで待つ。
(2)ざるでこし、最後の一滴までお玉などで押さえる。

※麺のつけだれ だしつゆ1:水2
かけ汁 だしつゆ1:水3