第206回(5/30)

どうして出ちゃうの? ヒックリ仰天!実はファ〜んな あくびとしゃっくり

ゲスト 山本陽子 プレゼンター パックンマックン

あくびの秘密

ほ乳類には脳の中にあくびの中枢があり、そこが刺激されるとあくびが出ます。
あくびが出るシチュエーションには、大きく分けて次の2つがあります。
(1)眠かったり退屈と感じている時。
これは酸素不足などが原因で、脳が機能低下を起こしている状態。脳の機能が低下した時あくびを出すと、脳内に覚醒物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどが発生し、脳が活性化するのです。

(2)緊張やストレスがかかっている時。
脳には、緊張やストレスを感じる中枢があるのですが、その中枢とあくびの中枢とはほぼ同じ場所にあります。
そのため人間は、緊張やストレスを感じるとあくびをします。逆に言えばあくびによって、緊張やストレスを緩和させているのだそうです。

あくびと病気の関係

「狭心症」「心筋梗塞」などの心臓疾患で、血液の循環が鈍って脳の酸素が不足し、小さなあくび、「生あくび」を連発することがあるそうです。
また乗り物酔いなどで気分が悪くなると、生あくびが出る事があります。これは、吐き気や気分の悪さを催す「ヒスタミン」という物質が脳内で発生し、それが脳内のあくび中枢も刺激するからなのです。
片頭痛の時に生あくびが出るのは、脳内物質セロトニンの作用で、脳内循環が悪くなるからなのだそうです。

しゃっくりの秘密

人は、胎児の頃からしゃっくりをしています。
胎児は、肺の筋肉を鍛えるためにしゃっくりをしているという説と、鼻の中の異物、羊水の中に浮いているいろいろな物を除去するために、反射的にしゃっくりをしているという2つの説があります。
そして大人がしゃっくりをするのは、そのなごりのようなもの。実はしゃっくりは胎児の時だけに必要な物で、生まれてからは必要のないものなのです。

それでは、大人は何故しゃっくりをしてしまうのでしょうか。
のどの奥には「しゃっくりスイッチ」というものがあり、そこを刺激すると脳にあるしゃっくり中枢が働き、しゃっくりが誘発されます。
辛いものや炭酸飲料などでしゃっくりが出るのは、このスイッチが刺激を受けるからなのです。また、大人になるとしゃっくりを抑える神経が発達し、しゃっくりが出にくくなりますが、アルコールなどを飲むとその神経が緩み、出やすくなる事もあります。

しゃっくりと病気の関係

慢性、二日以上続く、あるいは一週間や一ヶ月としつこく続く場合何らかの病気のサインとして起こっている可能性が高いので、医療機関で診察を受けましょう。
例えば、脳梗塞で血管が詰まり脳の血流量が減少すると、しゃっくりを起こしたり止めたりする信号が混乱し、しゃっくりを連発することがあるそうです。

ドクターおススメ しゃっくりの止め方

(1)滑らないようにガーゼなどを使い、舌をおよそ一分間強く 引っ張ります。
(2)両耳の穴の中に指を入れて、およそ一分間おさえます。 どちらもしゃっくりスイッチに間接的に働きかけるため、効果が期待できます。