第200回(4/18)

内臓脂肪からコレステロールまでカラダのアブラ正常化計画!

ゲスト 水野真紀 プレゼンター パックンマックン

内臓脂肪と皮下脂肪

内臓脂肪と皮下脂肪は同じ脂肪細胞ですが、病気へのリスクはかなり違っています。
内臓脂肪はアディポサイトカインという、血圧をあげたり、インスリンを効きにくくしたりする悪い物質を多く出しているのです。
検査では内臓脂肪の断面積を測定し、これが100cm2以上になると危険域となります。

血液中の脂肪

・中性脂肪
中性脂肪とは、簡単に言うとエネルギーになる脂肪のこと。内臓脂肪も皮下脂肪も、中身は中性脂肪です。
中性脂肪が増えすぎると、善玉コレステロールを減らす結果となることが分かっています。

・コレステロール
悪いイメージのあるコレステロールですが、実は全身の細胞に必要なもの。ホルモンや胆汁の材料になります。
そのコレステロール、体内移動する際にHDL(善玉)という器に乗るか、LDL(悪玉)という器に乗るかによって、役割が大きく変わってきます。
HDL(善玉)コレステロールは、細胞で余分になったコレステロールを肝臓に戻す働きをします。
一方LDL(悪玉)コレステロールは、コレステロールを細胞に運ぶ役割を担っています。しかしLDLコレステロールは、増えすぎると血管壁の内膜に沈着し、動脈硬化の原因になってしまいます。このときHDLコレステロールがあれば、沈着したLDLコレステロールをはがし、動脈硬化の進行を食い止めることができるのです。
空腹時採血で
LDLコレステロール 140mg/dl以上
HDLコレステロール 40mg/dl未満
中性脂肪      150mg/dl以上
のいずれかになると、脂質異常症という診断になります。
つまり、LDLコレステロールと中性脂肪の数値は高すぎる場合、HDLコレステロールの数値は低すぎる場合に問題ありという結果になります。

カラダのアブラを正常化する食事法

体内の悪い脂を改善するためには、単に食事量を減らすだけではなく、問題のある脂肪の種類によって必要となる食事を変えなくてはいけません。

・LDLコレステロールの数値が高い方
肉や脂と、コレステロール含有食品の過剰摂取が原因の一つ。コレステロールの一日あたりの摂取量は200〜300mgが目安です。
まず、植物性の食品にはコレステロールは含まれていません。
コレステロールが高い食品の代表は卵。魚の卵も含みます。さらに魚は、頭と内臓にコレステロールが多い為、見分けるポイントとなります。少なそうに見えるしらすにも、内臓はありますのでご注意を。
肉の場合は内臓と皮にコレステロールが多く含まれています。また脂身の多い肉もコレステロールを増やします。
LDLコレステロールが気になる方は、動物由来の脂は控え、植物由来の脂を摂りましょう。同じ脂の量ならば、脂身の少ない肉を紅花オイルや大豆オイルで調理した方が良いでしょう。
またお菓子には、大量の動物性の脂が使われているので注意が必要です。

・内臓脂肪の多い方、中性脂肪の数値が高い方、HDLコレステロールの数値が低い方。
糖質(炭水化物)に注意が必要です。というのも、むしろ糖の方が体内で脂肪になりやすいと言われているからです。
ラーメンやご飯などに多く含まれる炭水化物。炭水化物の摂取量は、総カロリーの半分が目安です。
お酒の糖質が中性脂肪になりやすい方もいますので、ご注意ください。

是非摂取をおススメしたいのは「食物繊維」。
食物繊維には、脂肪の吸収を抑制し、LDLコレステロールを低下させる働きがあります。
また青魚もおススメです。青魚の脂肪酸は中性脂肪を低下させ、動脈硬化を予防する効果があります。

他にも、メタボや脂質異常症を予防改善するために、一日一万歩を目標に運動しましょう。

なかには、運動・食事療法だけでは改善しない脂質異常症もあります。その場合は検査後、投薬等の適切な治療を受ける事が大切です。