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第188回(1/17)

突如陥る激痛地獄!ぎっくり腰対策マニュアル!

ゲスト 高田万由子 プレゼンター パックンマックン

年齢や性別を問わず、誰もが突然なってしまうぎっくり腰。
その原因の8割は、腰椎関節のねんざ。
そして、残る2割の原因として考えられるケースは3つあります。
一つは圧迫骨折。脊髄に外から必要以上の強い力が加わり、その圧力で骨折してしまいます。
二つ目は腰椎椎間板ヘルニア。椎間板が、衝撃や無理な体勢をとることで繊維輪を破り、神経を刺激します。
三つ目は筋筋膜性腰痛。筋肉の周りにある筋膜が、ひねり等の急激な動作によって傷ついた状態です。
ぎっくり腰になりやすい体質などは特にありませんが、姿勢が悪いとぎっくり腰になりやすいと言います。また、運動不足で筋力が低下している人、不規則な生活を送っている人、肥満体型、カラダが硬い人も要注意です。

日常生活の中でも、洗顔、掃除機がけ、重い荷物を持ち上げる、クシャミなど、いたるところにぎっくり腰の原因があります。
ぎっくり腰にならないための対策法は、まず腰への負担を軽減することから始まります。

ぎっくり腰対策法

通常、立っているだけでも体重の70%程の負担が腰にかかっています。
これを、膝を軽く曲げ、骨盤と背骨がまっすぐになるようにするだけで、背骨が本来の正しい位置に戻り、負担が軽減します。
またクシャミをする時、椅子に手をつくことで、腰への負担は1/9になります。椅子に手をつくと腹筋も働いてくれるので、腰にかかる負担を分散してくれるのです。
外出先では、壁や机に手をついても効果的です。
他にも、立ち上がる時などに声を出す事も良いでしょう。横隔膜や腹筋がうまく作用しますし、声を出す事によって身体の準備ができるので、効果的です。

最新ぎっくり腰治療法「自重けん引」

(1) 硬めのベッドに座ります。このとき、足を椅子等に乗せると腰への負担が和らぎます。
ご家庭に硬めのベッドがない場合は、テーブルの上に毛布を敷くなどしても良いでしょう。
(2) からだをゆっくりと寝かせます。腰のあたりに折り畳んだタオルを置くと、腰椎を本来の位置に維持できます。
(3) 椅子をはずし、脚の重さだけでゆっくりと腰をけん引します。7分ほど安静にしていれば、痛みが和らぎます。

原因が圧迫骨折や椎間板ヘルニアの可能性もあるので、医師の指示を受けて行うようにしましょう。