第184回(12/13)

迫りくる「冬季うつ」の恐怖 体内時計で健康回復

ゲスト 梓みちよ プレゼンター パックンマックン

今の季節に急増する冬季うつ。
一般的なうつ病の場合、几帳面、熱心、責任感が強いなど、うつになり易い性格というのがありますが、冬季うつには関係ありません。冬季うつは、日照時間が短くなる冬におこる病気なのです。

冬季うつチェック

(1)集中力がなくなる。
(2)人付き合いがおっくうになり、外出がつらい。
(3)些細な事をするのも、面倒くさくなる。
(4)睡眠時間が長くなっているにもかかわらず、昼間も眠い。
(5)パンやご飯などの炭水化物や甘い物を欲し、体重が増える。
以上のチェックに3個以上あてはまると、冬季うつの可能性があります。

冬季うつ対処法

(1) 朝の太陽光は1万〜10万ルクス。この光をできるだけ浴びるようにしましょう。ベッドは窓際の、朝日が顔に当たるような角度に置きます。
カーテンはできるだけ薄いものを使い、遮光カーテンは控えましょう。
(2) 朝起きてからは、窓際でおよそ30分間、体操などをしながら明るい方向に顔を向け、光を目の奥に取り込みましょう。

冬季うつと体内時計

冬季うつは、毎日の生活の中で意識して光を浴びることが大切ですが、夕方から夜にかけて光を浴びると、体内時計の異常が起こってしまいます。夜に1000ルクス以上の強い光を浴び続けると、脳が、睡眠を促すホルモン「メラトニン」を分泌せず、深刻な不眠に悩まされることもあります。
また、弱い光でもパソコンやTVゲームなどは、集中して長時間見続けるため、体内時計が狂う可能性があります。対策は少しでも光から離れる事。距離を2倍にすれば、目に入る光の量は8分の1まで減少します。
また、光の色もメラトニンの分泌量に影響があります。青の光が多く入っている蛍光灯よりも、オレンジ色の光の方が、メラトニンが分泌され、きちんと眠りをもたらしてくれるのです。

時間治療

多くの疾患で、その病気が起こりやすい時間帯がある事が知られています。疾患の起こりやすい時間帯を考慮して、効果的に投薬する治療法が時間治療です。病気の起こりやすい時間がきまっているために、事前に知る事で防ぐことも可能です。

「日常生活でもできる病気予防法」
ぜんそく
夜中から早朝に起こりやすいぜんそく。対策は布団を常に清潔に保つ事。そして夜間の冷たい空気を吸わないように、マスクをつけましょう。
胃潰瘍
夜間に分泌が増える胃酸で、胃がただれる事によって起こる胃潰瘍。夜、油物など消化しにくい食べ物を控える事。また繊維の多い野菜も消化しにくいので、注意しましょう。
血圧対策
朝に上がりやすい血圧。特に寒い季節は、急激な体温変化による血管の収縮を防ぐため、朝起きてすぐに冷たい床を素足で歩かず、必ずスリッパを履きましょう。
顔を洗う時は、冷水ではなく、ぬるめのお湯で洗うのが良いでしょう。