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食べたい!でも太りたくない!食欲と肥満の危ない関係

 

ゲスト 朝丘雪路 プレゼンター 深沢邦之

肥満の一つの要因として考えられるのが、遺伝子。身体に脂肪を蓄える肥満関連遺伝子は、50種類以上発見されています。高カロリーの食品があふれ、運動不足になりがちな現代社会では、この太れる遺伝子を持つ人ほど生活習慣病の危険にさらされていると言えます。

食欲

脳の視床下部に、満腹中枢と摂食中枢が存在しますが、エネルギーが利用され、血液中の血糖が低下すると摂食中枢が刺激され、空腹を感じます。そして、食べることでエネルギー補充が完了すると血糖値が上昇。インスリンが分泌され、細胞にブドウ糖が取り込まれます。ブドウ糖が燃焼されずに脂肪細胞に貯蓄されると、レプチンというホルモンが分泌され、満腹中枢を刺激し、食事をストップさせます。
ただし、血糖、インスリン、レプチンが血液中に増加するのは、食べ始めて20分〜30分後。早食いでは、それらが作用する前に食べ過ぎてしまう危険があるのです。

食べ方

同じ食べ物でも、液体と固体で摂取するのでは満腹感が異なります。液体の場合、血糖値の変動が急激なため、すぐに空腹感を感じます。一方固体を食べたときは、消化に時間がかかるため、血糖値の変動が緩やか。しかも胃に物が残るため、満腹感が得られやすいのです。

咀しゃく

咀しゃくをすると、ヒスタミンという物質が分泌されますが、これは満腹中枢を刺激し、食欲を抑制する働きがあります。
また、咀しゃくを必要とする食べ物は食物繊維を含む食品が多いのですが、食物繊維は、胃に入ると水分を吸収し膨張するため、少量で満腹感を得られます。
肥満予防には、しっかりよく噛んで食べる事が大切なのです。

ドクターおススメ!食欲コントロール術。


(1)買い物
空腹時に買い物に出かけると、視覚や嗅覚が刺激され、必要ないものまで買いすぎてしまいがち。買う物のリストを作り、空腹時は避けて、買い物に出かけましょう。
(2)保存
好物は、冷蔵庫の一番取りやすい場所には置かず、なるべく目につかない所にしまいましょう。お菓子類は、不透明の容器に入れて保存するのも一つの方法です。
(3)食事
大皿盛りでは、食べた量が把握しづらく、大食い、早食いに拍車をかけてしまいます。一人分ずつ小分けにすることで、食べすぎ防止につながります。また、一口ごとにお箸を置くようにするのも、早食い防止におススメです。

また、ダイエットには、第三者の視点から客観的に自己分析をすることが大切です。そのためには、食べたもの全てを日記に記録するようにするのがおススメです。
さらに、低カロリーで栄養バランスの良い糖尿病の治療食を利用して、五感で量や味、カロリーを体験学習するのも良いでしょう。カロリー計算が苦手な人にもおススメです。
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