第155回(5/24)

カラダの不思議!何でそ〜なるの?!

プレゼンター 深沢邦之

 

グラスを持つと、小指が立つのは何故?

薬指と小指の腱は手の甲あたりでつながっているため、小指を立てると薬指の腱がひっぱられ、自然と関節が伸びます。
そのためグラスを持つ時に小指を立てると、薬指が少し伸び、バランスがとりやすくなるのです。

物をよく見ようとするとつい目を細めてしまうのは何故?

直径2ミリの穴(ピンホール)のあいた板からのぞくと、目を細めた時と同じ状態になります。実際に視力の悪い方にピンホールをのぞいてもらうと、視力が左右とも大幅にアップします。
本来目は、水晶体で目に入ってくる光を曲げ、網膜の上に焦点を合わせることで画像を認識しています。
しかし近視や遠視の方は、焦点が網膜から離れるため、画像がぼやけてしまいます。ところが、ピンホールをのぞくと目に入ってくる光の束が細くなるので、光のズレが小さくなり、ピントが合いやすくなります。
つまり何かをよく見ようとする時、目を細めてしまうのは、光の量を制限し、ピントを合わせやすくしていたのです。

歯磨きをした後に食べる「みかん」は何故苦いのか?

歯磨き剤に含まれる発泡剤には、味覚細胞の一部を一時的に麻痺させる働きがあり、また、苦みをより強く感じさせる作用があります。
みかんだけではなく、イチゴやぶどう、梅干しなど、酸味のあるこれらの食材は全て味が変わってしまいます。
ただし「辛さ」は、味覚細胞で感じるものではなく、舌の神経への刺激を痛覚として感じたものなので、味覚細胞が麻痺しても関係ないようです。

他人の笑顔は何故うつるのか?

笑顔だけでなく、おびえた表情やあくびなど、他人の表情はうつるようです。
これには、ミラーニューロンと呼ばれる神経細胞が関係していると考えられています。
このミラーニューロン、13年前にサルの脳から新たに発見されたばかりの細胞なのですが、目の前で他人の行動を見ると、その相手の脳内状況を鏡のように自分の脳にも再現し、真似させるという機能があるのです。
赤ちゃんが様々な動作を真似しようとするのも、ミラーニューロンの影響と考えられています。