第153回(5/10)

吸って吐いて大研究 仰天!肺のハイパワー!!

プレゼンター パックンマックン

私たちは普段何気なく空気を吸っていますが、肺自体には筋肉がないため、自分の力で動く事はできません。横隔膜が下がる事で肺が広がり、空気が入ってくるのです。
つまり、吸う時に使われるのは、横隔膜などの筋肉の力です。

肺の力

肺の力とは吐く力のこと。
肺活量という言葉をよく耳にしますが、実は肺活量だけでは、肺の中の空気をどれだけ効率よく吐き出せているのかがよくわかりません。吐いた息の量が同じでも、肺の中に残っている空気の量が違うからです。
吐く力でポイントとなるのが、空気の通り道となる気管支と、気管支の先端にある袋状の組織、肺胞です。肺胞は、肺の中でガス交換をしているのですが、健康な肺胞は弾力性があり、自然に縮んで空気を吐き出せます。
しかし肺胞や気管支は、喫煙や環境によってダメージを受けます。肺胞が壊れると弾力性がなくなり、吐く力が弱くなります。しかも壊れてしまった肺胞は、元に戻りません。
これが重症になると、肺の中がスカスカのクモの巣状態になり、空気の通り具合が悪化。息を吸う事はできても、吐く事が困難になり息切れします。慢性的な息切れは、年のせいではなく肺からのSOSかもしれません。

息切れチェック

グレード0  普段は息切れを感じないが、激しい運動時に息切れを感じる。
グレード1  平地を急ぎ足で歩いたり、緩やかな坂道を上る時に息切れを感じる。
グレード2  平地でも同年齢の人よりゆっくり歩く。また自分のペースでも呼吸を整えるために休む必要がある。
グレード3  平地を数分間、または約100m歩くと、呼吸を整えるために休む必要がある。
グレード4  息切れがつらく外出できない。
 衣類の着脱でも息切れする。

グレード1までは、健康な人でも感じる息切れです。
グレード2以降の息切れを感じるようになったら、年のせいだと決めつけずに、肺機能検査を受けてみましょう。
肺年齢がわかる呼吸機能検査は、呼吸器科のある病院などで受ける事ができます。

また息切れは、呼吸器の異常ではなく、運動不足や肥満などが原因の可能性もあります。