第152回(5/3)

百聞は一見にしかず 驚きだらけの目の不思議!

プレゼンター 深沢邦之

魚の目

魚眼レンズは、空気中では広い角度で物が歪んで見えます。しかし魚眼レンズは、水中では歪みもなく普通に見えます。
魚の眼は、水中で物を見るのに最適な構造になっているのです。

鳥の目

鳥の目は非常に高性能で、人の7〜8倍の視力があると言われています。
さらに、一般に鳥は4つの光センサーを持っており、私たち人間が見ている赤、緑、青の3色に加えて紫外線を色の一つとして感知することができます。
実は、紫外線が見えるのは鳥だけではなく、魚類、両生類、は虫類、昆虫なども紫外線が見えると言われています。
紫外線が見えないのは、脊椎動物では一部のほ乳類だけ。他の生き物たちは紫外線も色の一つとして見ている為、私たちには想像できない程のカラフルな世界で生きていると考えられています。

ほ乳類の目

霊長類をのぞくほ乳類は、光のセンサーが2種類しかないため、赤と緑の区別がつかない2色の世界を見ていると考えられています。
赤、緑、青の3色を見分ける事ができるのは、ほ乳類の中では人間を含む霊長類だけなのです。

では何故人間は、赤、緑、青の3色が見えるようになったのでしょうか。
実は、ほ乳類の祖先は夜行性でした。そのため、色を識別するよりも、暗闇で有効な感度が発達したのです。
当時のほ乳類にとって4色の光のセンサーを処理するのは、無駄に脳のスペースを使う事であり、2色のセンサーだけを持つようになったのです。
その後、森で生活する霊長類が現れます。彼らは、木から木へ飛び移ったり、緑の葉の中からエサとなる赤い果実を見つけたりしなければならず、森林という環境に合わせて目を発達させ、赤、緑、青の3色の光のセンサーを持つようになったのです。